三日熱マラリア ミッカネツマラリア

初診に適した診療科目

三日熱マラリアはどんな病気?

三日熱マラリアは、最初は発熱をしそれが続くというものですが次第に48時間間隔で症状があらわれだします。悪寒期には、悪寒が15分から1時間続くことがあり、毛布や体を温めても効果がないほどの強い寒気を感じます。場合によって子供はひきつけをおこし、大人も嘔吐の等の症状が出てしまいます。前駆期もあり、それは関節痛や寒気、倦怠感などインフルエンザの症状に似ているのです。

主な症状

三日熱マラリアは熱の間隔が48時間で、発熱期が40度から41度の高熱が出ます。高熱時に腹痛、嘔吐、筋肉痛などの症状があらわれ、心拍数が上がります。熱発作時は、悪寒が15分から長くて1時間続き、抑えようのない強いもので、毛布などを被っても震えが止まらなくなります。子供の場合はひきつけを起こしてしまい、大人の場合は嘔吐します。

主な原因

三日熱マラリアの原因とは、蚊による感染です。マラリアに感染している蚊が人を刺すことで感染してしまうのです。蚊は人の血を吸う時に、口から細い管をだします。それを人の皮膚に突き刺して血液を吸いだします。しかしその蚊がマラリアに感染していれば、その管をとおして人体にマラリアが入ってきてしまうのです。それにより発症し様々な症状が現れます。

主な検査と診断

三日熱マラリアの検査方法は、患者から採取した末梢血を基にスライドガラス上でギムザ染色標本を作成して、検鏡により赤血球内の寄生したマラリア原虫の確認を行います。検査判定はギムザ染色標本のマラリア原虫の感染の有無と虫種鑑別によって形態的特徴から判別を行います。また補助的診断法としてPCR法やイムノクロマト法による診断も有効です。

主な治療方法

三日熱マラリアの治療法では第一選択薬としてクロロキンを投与します。スルファドキシンやピリメタミン合剤、経ロキニーネも代替薬として使用できます。クロロキンなどで赤血球内の原虫を殺滅した後も、肝細胞内に休眠原虫が形成されて再発の原因になることがあります。根治のためにはプリマキンによる休眠原虫の殺滅が必要となります。パプアニューギニア近隣では更に追加投与が必要です。