胼胝腫

初診に適した診療科目

胼胝腫はどんな病気?

胼胝腫は一般的にはたこと言われています。症状は皮膚の角質層が肥厚した状態になり、皮膚が突起した状態になる事です。肥厚した状況や場所によって、人によっては痛みを感じます。圧力や摩擦や衝撃などにより、角質が突起して行く症状です。多くの方は手や足など摩擦や圧力を集中して、受ける場所に起こる症状です。年齢には関係なく多くの年代で起こる症状です。

主な症状

胼胝腫は足の裏や足の親指の付け根、踵などに機械的な圧力、摩擦、衝撃が長期間かかることによりできます。筆記用具を長時間使用するために手の指にできる場合や、スポーツで何度も血マメを繰り返し作ったためにできることもあります。見た目の症状は皮膚の表面が厚く、固く、黄色っぽい色ですが出血すると赤褐色っぽくなり亀裂が生じて痛みが出ることもあります。

主な原因

胼胝腫の原因は、皮膚の摩擦による角質の増殖によるものです。骨に近い皮膚が、長期間、摩擦を受け続けることによって起きます。長時間皮膚が摩擦を受ける要因としては、歩行に問題があることや、足の骨について異常が見られること、あるいは、サイズが合わない靴などを履き続けることなどが挙げられます。こうして、皮膚の摩擦部分の角質の異常な増殖を招きます。

主な検査と診断

胼胝腫の検査方法は、視診によって慢性的に外側から圧力がかかるような部位に角質の増殖などが起きていないかを診るものになります。特に角質肥厚がかなり緊密になっており、不全角化と呼ばれている、角質細胞の中に核が残存するという傾向が伴われていないかをみるのです。また表面の色合いが淡黄色になっているのも特徴なので、それも視診することでわかります。

主な治療方法

胼胝腫の治療法では、角質をやわらかくするためにスピール膏を患部に塗布するところから始めます。薬によって角質が十分にやわらかくなった後に患部を切削することになります。そうすることで病状は治まりますが、外部からの刺激を受けやすいという状態を放置したままでいると、再び角質が硬くなり症状が現れることになります。また、骨や関節に異常がみとめられる場合には整形外科的な手術が行われることもあります。