多嚢胞性異形成腎タノウホウセイイケイセイジン

多嚢胞性異形成腎はどんな病気?
多嚢胞性異形成腎とは正常な腎臓の組織が作られず、ぶどうの房のように沢山の嚢胞ができる病気です。多くは片方の腎臓だけにでき、組織が未熟なために腎臓の機能はありません。以前は嚢胞のある腎臓の摘出手術が行われていましたが、最近では嚢胞の多くが自然に無くなるか小さくなるのが分かったために、手術をしないで経過観察することが多くなっています。


多嚢胞性異形成腎の症状
多嚢胞性異形成腎はお腹が張るなどの症状で発見されることが多いです。最近では産まれる前の診察で発見されるケースも増えてきています。また嚢胞ができていない方の腎にも、尿管が途中で狭くなっていたり、膀胱内の尿が尿管に逆流するなどの状態になることがあります。これらの嚢胞は自然に消えたり小さくなったりしていくため手術などをしないで経過をみることが多いです。

多嚢胞性異形成腎の原因
多嚢胞性異形成腎の原因は、胎生期の腎臓の発生障害によって起こるものです。胎児の頃の育成において、腎臓が正常に形成されなかったために発病します。腎臓部にぶどうの房のような大小多数の嚢胞が形成されます。腎臓としての機能を果たさず、成長によって縮小する傾向にあります。左右の腎臓のうち片側にだけ発症する場合が多いため、片側が正常ならば腎不全には陥りません。

多嚢胞性異形成腎の検査と診断
多嚢胞性異形成腎の検査方法については、いろいろ方法はありますが、基本的には容易に判断が出来ます。主にする検査は腎超音波検査、MRI検査、CTスキャン、アイソトープ検査などの画像検査で診断をします。しかし、他の部位での腎尿路の形態異常、主に膀胱尿管逆流症の合併を見つける為には、カテーテルで膀胱内に造影剤を注入し排尿を観察する排泄時膀胱尿道造影を行ないます。

多嚢胞性異形成腎の治療方法
悪性の腫瘍を併発している場合は腎臓の摘出手術を受ける事で、多嚢胞性異形成腎の悪化を止める事が出来ます。症状が軽い場合は、嚢胞に放射線を当てて嚢胞を縮小させる治療法で治すことが可能です。嚢胞を放射線で縮小させた後に、嚢胞を摘出することで体への負担を最小限に減らす事が出来ます。尿路感染を起こしている場合は、腎臓の一部を切除する必要があります。

多嚢胞性異形成腎の初診に適した診療科目

多嚢胞性異形成腎の専門外来

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