全身性多汗症 ゼンシンセイタカンショウ

初診に適した診療科目

全身性多汗症はどんな病気?

全身性多汗症とは手のひらや足の裏、脇などだけでなくお腹や胸、背中、お尻など全身に必要以上に多量の汗をかく病気です。糖尿病、急性リウマチ、結核などの病気に影響されている事が多いですが、はっきりとした原因は解明されていません。少しずつ全身の汗の量が増えるのではなく、ある時期から急激に発汗量が増えた場合、何らかの疾患や病気の可能性があります。

主な症状

全身性多汗症の症状の特徴は、手のひらや脇など、人体の一部分だけではなく、全身に異常な量の汗をかきます。この場合の汗のかきかたは、少しずつ時間をかけて全身に汗をかく場合と、突然、一挙に全身に汗をかく場合があります。この汗のかきかたの違いは、この病気が発症する原因となっている疾患に起因しています。特に、突然、全身に汗をかくような場合には、内臓疾患なども疑われます。

主な原因

全身性多汗症の原因についてはさまざまな要因がからまっています。感染症であったり内分泌・代謝性疾患なども要因になっています。膠原病などもかかわってきます。そのほかにも悪性腫瘍などが関わってくる場合もありますので注意ぎ必要なものです。また、中枢神経疾患といわれる神経などの異常によってもひきだされていくものになっていきます。

主な検査と診断

全身性多汗症の検査方法は、基本的に触診です。つまり、どの程度汗をかいているのか、と言うことで判断することができます。汗の量自体はそれほど重要なことではありません。多少の違いは大した問題ではなく、要するに異常に汗をかくことがあるかないか、と言うことです。しかも、全身であるかそうでないか、ということを判断するだけです。それを触診でやります。

主な治療方法

全身性多汗症はさまざまな原因によって発症するため、この症状になった原因によって治療法は異なります。交感神経の乱れに原因がある時には、睡眠不足などの日常生活の乱れを解消すれば治る場合があります。ストレスが原因になっている場合も同様に、ストレスを解消すれば治る場合があります。糖尿病などの病気が原因になっている場合には、糖尿病などの病気を治療することが必要です。