移動性盲腸イドウセイモウチョウ

移動性盲腸はどんな病気?
ふつう、盲腸というのは、腸間膜によって右下腹部に固定されているものです。しかし、その固定がうまくいかずに盲腸が移動しやすくなった状態を移動性盲腸と言います。よく、内臓下垂症のうちの一分症として起こると言われています。腹痛と便通異常がみられ、盲腸に物がつまったときや、過度運動のときに腹部の痛みや腫瘤をふれることがあります。また、イレウスの原因にもなります。


移動性盲腸の症状
移動性盲腸とは腹腔内に盲腸が正常に固定されていない状態をさします。分娩を繰り返す妊婦に特徴的で正常な人にも起こる可能性がありますが本人が気にならない程度のものも多く病気として認知されるべきかは微妙なところです。主な症状としては腸内消化物の停滞や該当部位の捻転などが関わり、疼痛が起こったり、ガスが貯まる、下痢や便秘、腹痛などが現れるケースが多く、虫垂炎と良く似た状態が見られます。

移動性盲腸の原因
移動性盲腸の原因となるのは、通常一定の位置に固定されている盲腸や上行結腸が、生まれつき正常に固定されていないことです。妊娠や分娩を繰り返すことで刺激され、影響があると考えられています。また、食事内容などによる腸内容物の停滞や捻れ、自律神経の機能異常がおこることで、通常は痛みがない場合でも痛みがでてしまう可能性があります。

移動性盲腸の検査と診断
移動性盲腸は、基本的にバリウムによる検査方法で見つけることができます。バリウム検査で、盲腸が動いているかどうかを確認します。本来、固定されているはずの盲腸が、固定されず動き回ってしまっていると、お通じが悪くなったり、腹痛を起こしたりします。動き回っていることを、確認する必要があるので、大腸カメラや血液検査などの方法では発見できません。

移動性盲腸の治療方法
移動性盲腸とは、盲腸や上行結腸が固定されておらず上下に移動してしまう状態のものをいいます。この症状は成人になると自然治癒してしまうことが多いのですが、治らない人もいます。その場合の治療法としては、外科的に盲腸を固定化させる手術を受けることで殆ど完治します。また規則正しい食生活と排便習慣をつけることで術後予防になります。

移動性盲腸の初診に適した診療科目

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