アレルギー性肺炎 アレルギーセイハイエン

初診に適した診療科目

アレルギー性肺炎はどんな病気?

アレルギー性肺炎とは、特定の物質によってひきおこされるアレルギーで起こる肺炎のことです。肺炎とは通常、ウイルスや細菌などによって引き起こされますが、アレルギー性の肺炎の場合は、何らかの理由によってその物質が肺の中に入り込み、アレルギー反応が起こって炎症が生じます。原因となるアレルゲンの流入を避け、炎症を抑える必要があります。

主な症状

アレルギー性肺炎の症状とは、まず痰を伴う咳がでます。病状が悪化しますと、呼吸困難や胸が締め付けられるような痛みも伴います。レントゲン撮影を行うと肺に炎症が認められます。そして存在する場所により、おさまりを見せたり、また出てきたりを繰り返します。ある場所では全く症状が現れないのに、特定の場所では咳き込みや痰が出ると言った事が起こるのです。

主な原因

アレルギー性肺炎は、有機粉じんに含まれる微生物や鳥の糞などを繰り返し吸い込むことが原因で起こると考えられています。特に、長期的にカビ類を吸い込むことで起こりやすくなります。地域によって病態が違うことが特徴です。これは、その土地で育つ植物や動物の種類に違いがあること、気温や気候に違いがあるためと考えられています。

主な検査と診断

アレルギー性肺炎は急性のものと、慢性のものがあります。急性のものは原因抗原から離れることで、症状が回復されますが、慢性のものは症状が長期間続き進行する事もあります。検査方法は血液検査や胸部X線検査などを受けることで、判断をすることができます。生活していく上で原因物質を体内に入れない様にすることが、最善の予防策とされています。

主な治療方法

アレルギー性肺炎の治療法は吸入ステロイド薬や抗アレルギー薬の服用などもありますが、こまめな清掃や防御マスクの装着など、アレルゲンを避けることで自然に治る場合もあります。