閉経後骨粗鬆症 ヘイケイゴコツソショウショウ

初診に適した診療科目

閉経後骨粗鬆症はどんな病気?

閉経後骨粗鬆症とは、閉経によってエストロゲンが産出されなくなることで骨からエストロゲンを補おうとしてしまうために骨の密度が低くなり骨がボロボロになってしまう症状のことです。この症状の治療法としてはエストロゲンを投与することでかなり改善することが医学的に証明されています。しかし、エストロゲンを投与しすぎますと乳がんの原因となります。

主な症状

閉経後骨粗鬆症とは、女性が閉経した後に度々起こる疾患のことです。この症状としては骨の密度がへって簡単に骨折しやすくなってしまうのです。原因としては、骨密度を保つために必要なエストロゲンが閉経で減ってしまいそのため骨の密度が低くなってしまうことが知られています。そのため閉経後はエストロゲン注射を受ける事で骨粗鬆症を防ぐことができます。

主な原因

閉経後骨粗鬆症の原因は、女性ホルモンのエストロゲンの減少によるものです。骨は新しい骨の生成と古い骨の破壊を繰り返すことで、新しく生まれ変わるサイクルがうまくいくようになっていますが、エストロゲンが減少することで骨の破壊細胞を抑制する力が弱まり、生成より破壊のほうが優位に立つため、骨の中がすかすかになる骨粗鬆症が進行します。

主な検査と診断

閉経後骨粗鬆症の検査方法は、一般的にまず骨のレントゲン撮影が行われます。施設によってはより高度な画像診断が行われます。骨密度を測定するための超音波検査も比較的簡単にできますので、多くの施設で取り入れられています。このような検査で骨粗鬆症の疑いが高まった場合には、次に血液検査や尿検査により骨代謝マーカーでの測定などを行い、骨粗鬆症の分類をしていきます。

主な治療方法

閉経後骨粗鬆症の治療法は、骨量減少レベルが少ない場合は、食事や運動などでの生活改善によって治療を行います。骨密度の急速減少を示す場合は、薬物療法を行い、更年期障害のある女性には、副作用に注意をしながらHRTを行います。骨量減量の薬物療法においてはグレーゾーンです。まずは、カルシウムの摂取を行うことが非常に重要となります。