赤血球増多症 セッケッキュウゾウタショウ

初診に適した診療科目

赤血球増多症はどんな病気?

赤血球増多症とは多血症とも呼ばれる、血液中の赤血球・ヘモグロビンが基準よりも多くなる病気の事です。真性多血症は、骨髄の造血細胞が腫瘍性に増殖している症状をいい、二次性多血症は、エリスロポエチンの分泌が増えてしまった症状の事をいいます。この他に治療の必要が無いストレス多血症があります。この症状は血液が濃縮されて、見た目が多血症に見えるだけです。

主な症状

赤血球増多症とは、本来の赤血球の量よりも多くの赤血球が血液にあふれ出してしまっている状態のことを言います。この病気の症状としては、血中に赤血球が増えすぎてしまう結果として血管に血栓ができてしまうことが度々報告されています。この原因としては脱水によるものと、エリスロポエチンの産出が多くなりすぎることによるものがあります。

主な原因

赤血球増多症は、ふつう多血症と言われます。おもに2つの原因によるものに分けられます。ひとつは「真性多血症」、骨髄の造血細胞が腫瘍性に増えて起きるものです。他方は造血量を調節するホルモン=エリスロポエチンが増えすぎたため起きる「二次性多血症」です。まぎらわしい症状のものに「ストレス多血症」というのもあります(血液が濃縮されまるで多血症のようになるが、これは治療の必要がない)。

主な検査と診断

赤血球増多症の検査方法は非常に簡単です。血液検査をすればよいのです。赤血球とは血液にあるものですから、血液検査をすることによって判断することが出来ます。そのときに異常に増えている場合はその可能性が高い、と言うわけです。そのあたりはお医者様が判断することです。血液検査自体は早いところからすぐに結果が出ますが、普通は三日くらい掛かります。

主な治療方法

赤血球増多症は、真性多血症と二時性多血症によって治療法が異なります。前者の場合は、瀉血や化学療法、放射能療法で循環赤血球量を基準値まで減らします。実際はヘマトクリット値を45~50%にするようにします。後者の場合は、エリストポリチンを分泌している原因を取り除きます。脳血管障害が起こりそうなときは、まず瀉血と化学療法を行います。