斜鼻

初診に適した診療科目

斜鼻はどんな病気?

斜鼻とは、鼻筋が曲がった状態のことです。大多数は、外傷性が原因で、事故などによって鼻筋が曲がってしまった場合が多いのですが、骨などの異常のために曲がってしまうこともあります。曲がり方がひどい場合や慢性副鼻腔炎を引き起こす場合には、耳鼻咽喉科での手術が必要になります。また、鼻の位置の整形としてノミで鼻骨を骨折りして、移動させる方法もあります。この場合、左右対称の位置に組み立てなおします。

主な症状

斜鼻は、鼻が曲がったりねじれていることです。早く治療しなければ、どんどんひどくなっていきます。それは殴られたりして、鼻の骨が折れたりすることによってなる症状です。骨が折れたすぐあとは鼻血が出たり、鼻づまりをおこしたりします。そのことがコンプレックスとなって、人と話すことを避けるという事態も考えられます。とにかく早めに治療しましょう。

主な原因

斜鼻の原因は骨が要因でなってしまう場合と、軟骨が要因でなってしまう場合があります。また両方の要因でなってしまう場合もあります。また先天性のものと、外傷性のものがあります。先天性のものは治療が難しく、完治は困難になります。なぜ先天性でそのような鼻の形になるのかはまだ解明されていません。外傷性のものは、ケガや事故など外部からの刺激で引き起こされます。

主な検査と診断

斜鼻に対する検査方法としては、視診を行うことが最も多く挙げられており、それに付随して鼻腔内の状況の検査をすることが多くなっています。多くの症例において視診で症状の有無が判断できますが、その判断が困難な場合や症状が重篤な場合には鼻腔内の検査を行います。X線による検査を行う場合と、CTスキャンを撮影して検査を行う場合があります。

主な治療方法

斜鼻の治療法は、形成外科による形成手術となります。手術は全身麻酔後、鼻の穴を切開して、鼻中隔軟骨を切除後、骨膜を剥がし骨を切り離します。必要によっては骨を削るなどの処置を行ったのち、骨を適切な位置に移動させ固定し、縫合して終了します。ただし、軽度の場合は骨に手を加えることなく、シリコン挿入やヒアルロン酸注射のどの施術にて修復できる場合もあります。