失見当 シッケントウ

初診に適した診療科目

失見当はどんな病気?

失見当は、記憶の障害と関連することとして、自分の居場所が分からなかったり、時間が分からなかったり、よく知っている周りの人が誰だか、または何をする人かが分からなかったり、今どういう状況にいるのかが分からなかったりする症状が出てしまうのが特徴です。いわゆる記憶障害です。この症状になってしまうと、過去のことも中々思い出すことが出来ないため、周りの人も困惑してしまう病気でもあります。

主な症状

失見当の症状とは、今いる場所や時間、まわりのことがわからない状態をいい、本人は不安な気持ちでいっぱいになっています。家族の名前を間違えたりすることも度々みられますが、優しく訂正してあげるか、間違えに付き合ってあげろのも良いです。また年代も間違えます。これも指摘せずに話を合わせてあげるなど、本人が安心するのであれば、強く指摘する必要もないです。

主な原因

時間的、空間的認識の障害である、失見当の原因となるものには、ただ単に老化の現象としておこるものや、アルツハイマー病、認知症の初期症状、健忘症によるものなどがあり、脳の器質的疾患としておきるものです。また、他の身体疾患や、薬物などの要因で発症する場合もあります。同時に、記憶障害や、被害妄想などを併発している場合もあります。

主な検査と診断

失見当とは現在の時間や場所、周囲の人、状況を正しく認識なくなったりすることです。時間がわからなくなったり、近所で迷子になったり、人の生死に関する記憶がなくなり周囲の人を混乱させたり、季節感のない服を着たりします。検査方法は意識障害や認知症などで判明が出来ます。懐かしい思い出などを話したり計算をしたりなど頭を使う作業をすると改善されます。

主な治療方法

失見当の治療法は薬物療法で血流を促進します。薬物療法を中心に食事療法や運動療法も取り入れます。食事は脂肪分を制限しビタミンEを多く摂取するようにします。運動療法はハードな運動をするのではなく適度に体に負担がかかる運動を定期的に行うことが大切です。毎日、簡単なゲームや計算を行い脳が働いている状態を持続して物忘れを防ぎます。