運動発達遅滞

運動発達遅滞はどんな病気?

運動発達遅滞とは、子供の運動機能の発達に遅れがみられるような現象を意味します。これが発生する原因として考えられるものにはいくつかの原因があります。
一つは、何かの疾患によって二次的に起こってしまうようなものです。それ以外には、運動の発達がおくれること自体が中心的な症状として観察される疾患が存在するようなケースであるといえます。

主な症状

運動発達遅滞の症状ですが、乳児期に首の座りが遅い、生後半年でもお座りが出来ない。8か月になっても寝返りが出来ない、2歳を超えても一人立ち、一人歩きが出来ないなどは運動発達遅れの恐れがあります。
定期的な健診を受けてみるといいかもしれません。ただし、こどもの運動発達には個人差があるものなので今挙げた状態が一概に異常とは言えません。

主な原因

運動発達遅滞の原因としては、ハッキリとしたことは分かっていません。ですが、発達障害の一種なので、母親の母体にいるときに、何かの要因により、うまく形成されなかったことや、風邪などにより、体内に菌が入ることにより、障害を持ってしまったと考えるのが一般的です。
家庭環境による要因ということはありません。また、療育次第では、改善します。

主な検査と診断

運動発達遅滞の検査方法は、歩き方や成長についての問診検査でわかります。この症状は、一種の発達障害なので、生まれた頃は、普通の子とかわりませんが、年齢が一才くらいになり、歩くのが遅いと思い始めて、歩き出しても、遅いなどの症状があるので、問診で話を聞くことにより診断できます。
また、乳児検診で指摘されるということもあります。

主な治療方法

運動発達遅滞の治療法は根本的なものはありませんが、赤ちゃんとのさまざまな遊びを通して刺激をあたえることが大切です。赤ちゃんが楽しく遊びながら学んでいくことができる感覚統合遊びが適しています。
うまくできないことがあっても決して叱らず、あせらず、子供が嫌がる時は中断し、嫌がる事は無理に行わなくても問題はありません。発達を促す効果のある遊びをたくさん取り入れましょう。

運動発達遅滞の初診に適した診療科目