尿道損傷

初診に適した診療科目

尿道損傷はどんな病気?

尿道損傷とは、尿道か傷付いてしまった状態を言います。女性の症例は少ないですが、男性には良くみられる症状です。男性は性器が表に出ている状態なので、交通事故や不注意により外部からの衝撃を受けやすくなります。性器を強く打ち付けたりすると中の尿道にも傷がついてしまうのです。尿道が傷つく事により、血尿がでる症状もありますし、激しい痛みも伴います。

主な症状

尿道損傷は、落下時や股間を強く強打した時に骨盤の骨折により起こります。男性と女性では症状が違います。男性の場合だと、陰茎に通じている神経や血管の損傷により、勃起能力がなくなり勃起機能不全になってしまいます。女性の場合だと、尿に血液が混じったり排尿困難になります。その他は合併症により、尿が周辺組織に漏出し発熱が起きます。

主な原因

尿道損傷とは、その名の通り尿道に傷がつくことです。前部と後部の損傷があります。前部損傷は落下時に股間を強打し恥骨と挟まれて裂傷を負うもので、後部損傷は骨盤骨折によるものです。原因は交通事故や労働災害によるものです。検査と診断は尿道から造影剤を注入すると皮下出血が見られます。治療法はカテーテルの挿入により治す方法があります。

主な検査と診断

尿道損傷の有無を調べる検査方法として、尿道より小さな管を体内に挿入して調べます。小さな管には、人間の目に見にくい小型カメラが付属してあって、損傷の状況を画面に繊細に映し出す事ができます。まら、小さな管は人間尿道を損傷させない素材でできている事が特徴です。損傷が確認できたら、治療用の管で損傷の箇所を直していく技術があります。

主な治療方法

尿道損傷の治療法では、下腹部にある膀胱に針を刺して穴を開け、尿を尿道ではなく体外に放出できるように尿路を形成します。損傷している部分には内視鏡やカテーテルなどはより損傷させる恐れがあるため基本的には使いませんが、損傷が軽度でカテーテルが挿入できる場合はすることもあります。それ以外の場合では、外科的な手術を行うことが多いです。