つき指 ツキユビ

初診に適した診療科目

つき指はどんな病気?

つき指とは、外的な力によって主に手の指が整形外科的な障害を受けることを意味します。手の指は三つの関節にまたがっていますので、そのすべての関節において発生する可能性があります。最も発生頻度が高いのは第二関節がと考えられています。多くの場合は、球技などのスポーツを実施している最中に、ボールが指にぶつかることによって起こります。

主な症状

つき指の症状は、関節が普段曲がらない方向へ曲がることを指します。指の関節だけでの問題ではなく、発症した部分が腫れたり、内出血を起こしているケースがほとんどとなります。骨折している場合があり、部分骨折、亀裂骨折などの可能性もあります。ケースによってかなり軽度、重度がかなり異なる傾向にあり、皮膚への影響が強いといった場合もあります。

主な原因

つき指が引き起こされる原因としては、指の筋肉が硬直する状態に陥ることが挙げられます。何らかの負荷が突発的にかかることによって、指の筋肉が硬直し、ロックがかかった状態となります。それによって症状が引き起こされることへとつながっていきます。特に通常時に負荷がかからない方向への無理な圧力がかかると容易に発症する要因となります。

主な検査と診断

つき指をしてしまった時の病院での検査方法は、患部の外観・外傷を観察した後に指の靭帯に損傷が無いかのチェックを行います。患部の指を緊張状態にした上で縦横方向にそれぞれ力を加え、痛みが出ないかどうかを確認します。もし痛みが出れば側副靭帯の損傷が疑われます。また程度が酷い場合であればレントゲン検査を始めとした精密検査を行う場合もあります。

主な治療方法

つき指をしてしまったら、RICE処置という治療法を使います。RICE処置の手順は、まず安静を保ち(Rest)、次にアイシングをして(Ice)圧迫と固定(Compression)、最後に挙上(Elevation)をします。ただし、圧迫固定や挙上は場合によってやる必要性があるか判断が難しいこともあるため、安静とアイシングを中心に行います。