自閉性障害 ジヘイセイショウガイ

初診に適した診療科目

自閉性障害はどんな病気?

自閉性障害とは、脳の発達や成熟が障害されることによって起こる病気で、一般的にコミュニケーションが苦手で、視線を合わすことを避け、他人と交わろうとしません。よって、他人に興味を示さず、社会性に乏しい傾向があります。はっきりとした原因はわかっていませんが、遺伝的な要因によって、脳の構造や機能に異常が生じる病気と考えられています。

主な症状

自閉性障害の症状は、精神障害にも似た部分があり、社会的な対人関係などに対する恐怖心や、言語障害などが挙げられます。また、脳の発達にもとても影響が大きく、脳障害の疾患にも似た行為があります。他人に対する興味が殆ど無く、あたかも自分が中心のように生活するようになったり、意識的ではなくとも言語に障害が引き起こされる事があります。

主な原因

自閉性障害の原因についてにはわかっていませんが、中枢神経系の異常によりおこる生まれながらにある障害の一つです。なので、生まれてから、家庭環境によりなるとか、自分の殻に閉じこまった結果ということはありません。体内にいたときに、発達に何らかの異常が生じてしまい、中枢神経系が、うまく形成されなかったことが、要因と考えられています。

主な検査と診断

自閉性障害の検査方法は、言語の検査、行動の検査、発達の検査、絵の検査が行われます。言語の検査では本人とコミュニケーションを取りながら、学習障害があるか判断し、語彙の理解力も調べます。行動の検査では、新生児機の社会的能力や行動を見ます。発達の検査では日常生活を観察して、絵の検査では、性格や人格に対する内面的な部分を診断します。自閉性スペクトラム指数や、MRIで脳の状態を見ることもあります。

主な治療方法

自閉性障害とは、他の人とのコミュニケーションが取りにくく、また興味を抱く範囲が限られ、同じ行動を何回も繰りかえす病気の事を言います。その治療法としては、まわりにいる人たちが理解をしてくれることはもちろん、発達に合わせて教育や指導をしていく必要があります。時にパニック状態になってしまう事もあるので、薬物を使った治療を行う事もあります。