甲状腺穿刺吸引細胞診 コウジョウセンセンシキュウインサイボウシン

初診に適した診療科目

甲状腺穿刺吸引細胞診はどんな病気?

甲状腺穿刺吸引細胞診とは、甲状腺などにしこりが出来た時に、そのしこりが良性か悪性か判断するために用いられる検査のことです。しこりから細胞を採取して、加工し顕微鏡で観察します。細胞の形や性質で良性であるか悪性であるかを判断します。甲状腺など頸部にしこりがある人に対して取られる検査方法です。超音波で内部を確認しながら、正確にしこりの細胞を採取します。

主な症状

基本的にこの病気の痛みは、甲状腺穿刺吸引細胞診の検査中に限られることが多いですが、まれに約一週間以上続くなど長引くこともあります。症状としては、針を刺したところに皮下出血が現れ、それがまた同様に一週間以上続きます。また血腫ができたり、一時的に声が枯れたり、まれに穿刺した部位からの感染症や急激な甲状腺の腫大などが起こることもあります。

主な原因

甲状腺穿刺吸引細胞診とは、甲状腺がんの検査方法のひとつで、甲状腺にできた腫れやしこりの原因を明確にするための検査です。検査方法としては、甲状腺の細胞を細い注射針で採取して、検査します。この検査方法は使用する医療機器も細い注射ですし、直接細胞を採取するので、安全で診断率の高い検査方法となっており、信頼度の高い検査方法です。

主な検査と診断

甲状腺穿刺吸引細胞診の検査方法は、甲状腺にできた腫れ(腫瘍)に対して超音波エコーを甲状腺に当てながら注射針を刺し、注射器を使って細胞を吸引するというものです。吸い取った細胞は病理検査に提出され、細胞の形状や性質などを顕微鏡で調べて悪性か良性かの診断を行います。切開して生検をしないので麻酔の必要が無く、傷も小さな針跡だけで済みます。

主な治療方法

甲状腺穿刺吸引細胞診の治療法は、良性であった場合には経過をみて、大きくなるようだったら甲状腺ホルモン剤でTSHを抑制します。個人差はありますが、一日一から三錠を服用し、1~2か月ほどで効果がでたら一、二年服用を続けます。最近では、すべての人に効果があるとは限りませんが、放射線ノードを使用して結節のサイズを小さくすることもできるようになっています。