幼虫移行症ヨウチュウイコウショウ

幼虫移行症はどんな病気?
幼虫移行症とは、人が好適宿主ではない寄生虫からの感染をした場合に、幼虫が体内を移動することにより起こる病気のことを言います。この病気は、寄生線虫類の幼虫により起こる疾病、寄生線虫類の幼虫の内蔵への侵入により起こる疾病、寄生線虫類の幼虫の眼への侵入により起こる疾病の三種類に分けられます。また、体内に侵入した幼虫は、成虫になることはありません。


幼虫移行症の症状
幼虫移行症の症状は、皮膚に1ミリ~3ミリの赤色や赤褐色の赤斑ができ、先端の部分が水腫れとなります。成虫は、イルカやクジラなどの哺乳類に生息し、幼虫はスケトウダラなどの魚に生息しており、日本ではホタルイカを生で食べることによって感染することが多いので、しっかりと火を通して食べることが重要です。重度になると、腸閉塞などを起こします。

幼虫移行症の原因
幼虫移行症とは、本来人間を固有宿主としないはずの寄生虫が、何らかの原因により人間の体内に侵入することにより生じる障害です。寄生虫は、その寄生虫の固有宿主の体内では、成長し、成虫となることができますが、非固有宿主の体内では成虫となることができません。そのため、幼虫のまま体内を動き回り、このことによりレフレル症候群や若菜病などを引き起こします。

幼虫移行症の検査と診断
幼虫移行症は、糞便検査では診断できません。また有効な薬剤もありません。幼虫体が体内の中を動き回るので症状からだけで診断することもできません。からだの外から臓器に針を刺し、組織を取り出して検査し、幼虫か検出されれば確実に診断できるのですが、この検査が難しいのです。そのため検査方法は血清反応を調べるか超音波検査か眼底検査になります。

幼虫移行症の治療方法
寄生虫の中には人を最終宿主としない種類もおり、その際体内に侵入した幼虫体は成虫に成れないまま人体内を移行し様々な症状を起こします。幼虫移行症はこの様にかなり特殊な症例であり、治療法もまた特殊なものです。幼虫が皮下に認められるなど物理的に除去可能な場合は発見次第摘出を行います。またアルベンタゾール等寄生虫病専用の薬物投与を行ったり、場合により液体窒素で幼虫を凍殺する手法も用いられます。

幼虫移行症の初診に適した診療科目

幼虫移行症の専門外来

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