乏毛症

初診に適した診療科目

乏毛症はどんな病気?

乏毛症とは、生まれつき全く毛が生えてこないか、生えていてもごく僅かな量の毛しかない病気のことです。また、生まれた時には毛が生えていたにもかかわらず、生後1~2年で抜け落ちて生えてこない場合もあります。症状としては、頭部全体に毛がない場合と、頭部の一部分だけ毛がない場合があります。そしてこの病気は、今のところ効果のある治療法が存在していないのも事実です。

主な症状

乏毛症は、無毛症の種類であり、症状は、生まれつき毛、髪の毛が全く生えない、もしくは少ない毛髪疾患のことです。縮毛を伴うこともあります。また、生まれた時は生えていても1、2年で抜け落ちて以来全く生えてこない時もあります。多くは先天性、遺伝性の病気といわれています。多くは皮膚科を受診しますが、専門で診ている病院もあります。

主な原因

乏毛症の原因は、局部性や全頭性などによっても違い、様々な要因があると言われていますが、遺伝性疾患によるものが多いようです。どの遺伝子に、どのような疾患があるために発症するかなどは、近年次第に解明されてきています。乏毛や無毛が、他の遺伝性疾患の発見の手掛かりとなることもあるので、皮膚科専門医の診断を受けるのが良いでしょう。

主な検査と診断

髪の毛の乏毛症は、年齢や遺伝によっても症状を発症する事があるので、検査方法としては親がはげていないかどうかを確認します。親がはげている場合は、子供にも遺伝するという検査結果が出ます。発毛に関する検査を発毛の専門店で行っていて、専用の機械で髪の毛の地毛の状態や肌の状態を検査して、発毛に関する細胞が機能しているかどうかを確認します。

主な治療方法

乏毛症の治療ですが、先天性の場合は、とくに治療法はありません。かつらを使うことで、見た目を変えることはできます。現在は、先天性の場合遺伝子異常がわかってきているので、遺伝子治療がおこなわれる日も来るでしょう。また、先天性皮膚形成不全が限局的に頭皮にある場合は、原因の部位を外科的手術で切り取ることによって、毛は生えてきます。