緊張型頭痛 キンチョウガタズツウ

初診に適した診療科目

緊張型頭痛はどんな病気?

緊張型頭痛は、3種類頭痛がある中の1種で最も多く認められている頭痛です。頭痛の原因は、ストレス、不安やうつなど様々な原因が挙げられます。症状としては徐々に進行します。まず首や肩のこりから始まり、後頭部の鈍痛がみられます。その後頭全体がギューっと締め付けられるような痛みがあります。また人によっては、重い感じ、何かを被っているような感じと訴える人もいます。

主な症状

緊張型頭痛は、頭痛の中でも最もポプュラーなタイプで頭痛の90%が、緊張型と言われています。よって我々が感じる頭痛の大部分が、この症状であると言えます。じわっとした痛みやドーンとした鈍痛などで、頭全体や後頭部よりの痛みであります。痛みの程度はほとんど一定である事が多く、急激な変化する事はあまりありません。人によって肩こりや首筋残りを伴う場合があります。神経質な性格が起因すると言われています。

主な原因

緊張型頭痛には二種類の原因があると言われています。身体的緊張型と精神的緊張型です。前者はパソコンの長時間の使用などにより頭から肩にかけての血流が悪くなることで疲労物質が筋肉にたまり、神経を刺激します。後者は精神的に緊張した状態が長時間続くことで脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こし、頭痛を引き起こします。つまり、患者の性格にも左右されることになります。

主な検査と診断

緊張型頭痛は、首筋のハリや肩のコリとともに始まる頭痛で、後頭部に重い鈍痛を感じる病気です。おもに心身の不安やストレスにより発症する場合が多いのですが、原因の所在を明らかにするためには、CTやMRI画像診断といった検査方法を用いて、脳の器質的疾患がないか確認することも大切です。検査診断は1回で判断するのは難しいので、頭痛が起きたら検査を繰り返し行なうとよいでしょう。

主な治療方法

緊張型頭痛は、精神的なストレスや身体の疲れなどにより起こる頭痛ですので、生活の改善などの治療法により緩和されることが多いです。ストレスを貯めない、食事の改善、生活リズムの見直し、適度な運動、気分転換をはかることなどで効果が見られます。また、頭痛が起きてしまった場合には鎮痛薬を使用することにより症状を緩和することが出来ます。