恐水病

初診に適した診療科目

恐水病はどんな病気?

恐水病とは、狂犬病の急性期に観察される現象で、その名の通り水を恐れるような表情が見受けられます。水を飲むときの嚥下の動作によってこれに関連する筋肉が痙攣し、強い痛みを覚えるため、このように水を恐れるのだということが明らかになっています。狂犬病の症状が進行すると、これ以外にも風邪を恐れるような症状がみられることもあります。

主な症状

恐水病(狂犬病)の症状は多岐にわたる事が知られていて、病名からもわかるように水を特に受け付けなくなります。これは、狂犬病を発病している犬に噛まれると神経に異常を来して、水を飲み込めなくなるためです。それ以外にも噛まれた部分の痒み・発熱が初期状態で、悪化すると麻痺・精神錯乱に陥り100%に近い確率で死亡に至る恐ろしい病です。

主な原因

恐水病の原因は、狂犬病ウイルスの感染です。狂犬病に感染した場合、極端に水を恐れるようになるため、この病名が名づけられています。狂犬病ウイルスは、野犬などの他にも、野生の動物が保有している可能性があるため注意が必要です。狂犬病ウイルスが数週間の潜伏期間を経た後、全身に命の危機に関わる重大な病状を発症させることになります。

主な検査と診断

発症すると死にいたってしまう恐水病は、狂犬病とも言われています。この病気にかかったかどうかの検査方法としては、脳脊髄液や唾液などからこのウイルスを見つけるか、皮膚や角膜などからウイルスを見つける方法がありますが、これらはウイルスが脳で増殖をした後、唾液や皮膚などに移動した時でないと検査に反応しないため、この病気を早期に検査で見つけるのは難しいとされています。

主な治療方法

恐水病とは一般的には、狂犬病と呼ばれているものです。なぜ恐み水と名がついているかといえば、狂犬病にかかりますと、水を恐れるようになるのでこのような病名で呼ばれることがあるのです。この病気の治療法としては、発症してしまってからのものは現在でも確立されているものがなく殆ど死んでしまうのです。そのため予防ワクチンを犬に打つことで対処しています。