オーバーユース オーバーユース

初診に適した診療科目

オーバーユースはどんな病気?

オーバーユースとは、別名使い過ぎ症候群といわれる病気です。多くの場合は、何かのスポーツをしている若者にみられる症状で、これが観察される場所は様々です。例えば、野球のピッチャーのように肩を酷使するようなケースにおいては、肩の関節の骨や靭帯や腱が使い過ぎによって炎症を起こしてしまうようなケースがあります。安静で回復する場合もあれば、手術が必要な場合もあります。

主な症状

オーバーユースにおいて見受けられる症状で最も特徴的なのは、痛みと炎症であると考えられます。使い過ぎ症候群がみられる体の部位や使い過ぎの程度にかかわらず、これらは観察されると考えられています。またこれらに加えて、該当する分以外にも全身の疲労感や、モチベーションの低下などが見受けられることがあります。適切な休養により、これらは消失する場合があります。

主な原因

オーバーユースの原因は主に、成長期の子供に多く見られる身体機能に対する高負荷が挙げられます。骨格の形成のうちに関節や筋肉を酷使してしまい、炎症や損傷を起こしてしまうものが一般的です。さらに、同じ動きの過度な繰り返し、無理な運動をしてしまうことによっても発症する場合があります。また、運動前のストレッチ不足や準備不足でも発症する場合があります。

主な検査と診断

オーバーユースは、日頃行っているスポーツで体の部位を使いすぎている事で、痛めてしまう病気です。特に多い肩の痛みに対しての検査方法ですが、ROMテストによって他動的に動かした場合に肩に違和感と痛みが生じた時に肩の棘上筋と関節の間にある所が炎症を起こしているかどうかを調べます。また、MRI検査で調べる事もありますが、特別な治療がないのが現状です。

主な治療方法

オーバーユースであると診断された場合には、原則的には練習量を減らしたり練習自体を中止したりするような措置が取られます。それ以外の積極的な治療法として考えられるのは、特に使い過ぎた部位の痛みや炎症などを抑える措置が考えられます。また、疲労感や気分の落ち込みなどがみられる場合には、心理的な療法をもちいるような場合もあります。