痛風腎はどんな病気?

痛風の中でも腎臓にできる痛風が痛風腎です。慢性的に尿酸が高値を持続し、尿沈渣中に多くの尿酸結晶があり、腎実質にたまって腎機能を低下させるために起こります。

痛風腎の主な症状は?

痛風腎にかかると結石ができやすくなり、それが尿管を刺激したり傷つけたりすると、腹部や背中が激しく痛んだり、場合によっては血尿も出ることがあります。痛風の合併症は、脳血管障害、虚血性心疾患、腎障害、尿路結石、動脈硬化症、脂質異常症などです。

痛風腎の主な原因は?

遺伝的な要因が大きく、診断にはまず、尿酸値を調べます。尿酸値が高い場合には、痛風腎が疑われます。腎臓の障害を調べるには、尿検査でタンパク尿や血尿(ケツニョウ)の有無を確認します。ただし、初期痛風腎では、どちらも異常が認められないことがあります。

痛風腎の主な検査と診断方法は?

血液・尿・超音波検査(エコー検査)

痛風腎の主な治療方法は?

痛風は食事療法に加えて尿酸を正常値にコントロールするため、尿酸の排泄(ハイセツ)を促す尿酸排泄促進薬と、体内での尿酸の過剰な生成を抑える尿酸生成抑制薬による薬物療法が行われます。

痛風腎の初診に適した診療科目