自己臭症 ジコシュウショウ

初診に適した診療科目

自己臭症はどんな病気?

自己臭症というのはこころの病気で、自分が臭いのではないか、または自分が周りから臭いと思われているのではないかと思い込んでしまうという病気です。実際はそんなことはないのに、自分はとても臭いのだと考えてしまい、他人があくびやくしゃみ、他の理由による際に口に手を当てた場合にも、自分が手で覆われるほど臭いのだと勘違いし、苦痛を感じます。

主な症状

自己臭症とは、自分から他人が嫌がるような臭いが出ていないにもかかわらず、いやな臭いが出ていると思い込んでしまう精神疾患の一種です。完璧主義な人ほどこの症状に陥ることがあり、治療法としては対面療法で完璧主義を改善させることを目指す必要があります。またコミュニケーション能力を改善させることでもかなりの効果が得られるはずです。

主な原因

自己臭症の原因として病前の性格として、几帳面、潔癖などが挙げられます。周囲の人々に口臭や体臭といった自分のにおいを指摘されることにより、本来であれば取るに足らない行動も自身のにおいからではないかと思い込んでしまうために発症します。また完璧、完全志向が強い人にも起こりやすく、においを誇大解釈し、自分が許せなくなってしまうのである。

主な検査と診断

自己臭症の検査方法としては、まず最初に口臭チェックが必要です。もし実際の口臭そのものに大きな異常がない事が確認できれば、精神的に過敏になってる可能性があります。その場合は、歯科ではなく精神科で心理的な検査を受ける事になります。そこで自己臭に過剰になってる心理状況に関して慎重な検査を行いますので、該当してるかどうかを判断する事ができます。

主な治療方法

自己臭症は本当はそうではないにも関わらず自分は臭うと思い込んでしまう一種の強迫観念ですから、この治療法としてはこうした自分は臭うという間違った思い込みを修正し、この思い込みに由来する対人恐怖や社会恐怖、不安感や臭いを抑えなければという強迫観念を少しづつ取り除いていきます。他の恐怖症治療と同様に薬物療法と心理療法の2つが治療のメインとなります。前者では仰うつ剤やSSRIの投与が有効となります。