好酸球性膿疱性毛包炎 コウサンキュウセイノウホウセイモウホウエン

初診に適した診療科目

好酸球性膿疱性毛包炎はどんな病気?

好酸球性膿疱性毛包炎とは、同様の症状が繰り返し現れる原因不明の病気です。好酸球性小膿疱とは、外毛根鞘へ好酸球がにじみ出てくる状態を特徴とする疾患で、20歳代から50歳代までの幅広い年齢層に現れますが、特に男性に多く発症しましょう。全身的にはこれといった症状は無く血液検査を行った結果で好酸球が多くなっている事で発見されます。

主な症状

好酸球性膿疱性毛包炎の症状は、25歳前後の若い男性によくおこり強いかゆみのある丘疹が環状に寄り、紅斑性局面ができます。上肢、顔面、上半身に発症します。まれに毛包のない手のひらなどにも起こることがあります。この病状は、よくなったり、またひどくなったりを繰り返しますが、その皮膚には色素沈着をほとんどの場合おこしてしまいます。

主な原因

好酸球性膿疱性毛包炎の原因というのは今現在はっきりとしたものは見つかっていません。白血球の一種である好酸球が毛包に浸透するというものなので、好酸球が大きく関わっているのは間違いないようですが、医学的に認められた特定のものはありません。発症要因がはっきりしませんが、外国人に比べて日本人に多く見られるようなので注意が必要です。

主な検査と診断

好酸球性膿疱性毛包炎は原因不明で再発を繰り返す好酸球性小膿疱を特徴とする疾患です、それらの検査方法は次の方法がありますので医師の診断と患者さんの負担とのバランスを考えながら検査をしていくべきです。全身症状がないのがまず一つの特徴ですのでそれを確認し、また血液検査を行います。血液検査の結果で好酸球の増加が見られることを確認します。

主な治療方法

好酸球性膿疱性毛包炎の治療法は、インドメタシンを内服することによって治療を行っていきます。この病気について、根本的な治療手段は現在においても確立されてはいません。しかし、インドメタシンを投与することで病状改善する事が分かっています。それでも、なぜインドメタシンがこの病気に効果があるのか、その作用のメカニズムについては判明していません。