眼内炎 ガンナイエン

初診に適した診療科目

眼内炎はどんな病気?

眼内炎は眼の中で起こる感染症のことです。眼の手術やけが、血液の感染によるものといわれています。炎症がひどくなると痛みを伴い、眼の充血が悪化し、視力低下を引き起こす場合があります。重症化すれば完全に失明することめあるため、治療は緊急を要します。感染の原因微生物を特定し、ただちに抗生物質による治療を開始しなければなりません。

主な症状

眼内炎の症状としてまずおこってくることが、眼になにかおこる前に発熱などが起こってきます。その後、1週間程度で起こってくる事が蚊が飛んでいるかのように見える飛蚊症といわれるものや霧がかかっているように見える霧視とよばれるものが自覚されていきます。合わせて視力の低下や眼の充血や痛みも生じます。さらに放置した場合には視機能障害がおきます。

主な原因

眼内炎の原因とは、目の中に真菌やカビ等が入る事により、目が炎症を起こします。眼球を外部から傷つけてしまったり、白内障等の後の目は大変デリケートな状態になっていますから、外部からの菌の感染も引き起こしやすくなります。そのような状態の時に、菌の付着した手で目を擦ったりで菌が目に入ると、目の中で菌が増殖して炎症や充血が引き起こされます。

主な検査と診断

眼内炎の診断は、医師による問診、眼の観察所見、原因となる菌の培養検査などの検査方法を基に行います。場合によっては、DNA検査や抗体検査も行います。病原微生物による感染が疑われる場合、採血や胸部レントゲン検査など全身の検査を行う場合があります。また、目の中から直接前房水という液体を採取し、原因となる病原体の存在を検査する方法もあります。

主な治療方法

眼内炎の治療法とは、まず炎症や化膿が起きている場合は、抗生物質の服用をします。そして炎症と菌を死滅させる為の抗菌目薬を使用します。治療中は更なる症状の悪化を避ける為に、目に水や異物が混入しない為に細心の注意が必要になります。症状が重い場合は目を眼帯でおおう等の処置もとられます。薬の服用と点眼で次第に炎症はおさまります。