陰茎がん

初診に適した診療科目

陰茎がんはどんな病気?

陰茎がんとは、陰茎の皮膚や組織内に発症する悪性腫瘍のことで、亀頭や包皮からの発生が主です。またこの病気のリスクは、ヒトパピローマウイルス感染、年齢、AIDSとされています。その他にも、不衛生な状態にすることや、閉塞性乾燥性亀頭炎もこの病気になるリスクは高いとされています。また、最初に発生した原発部位であることが多く、移転巣である場合が少ないのも特徴です。

主な症状

陰茎がんとは男性の陰茎にがん細胞ができてしまう病気のことです。症状としては初期の段階では陰茎にいぼ状のものができてる程度で痛みもないことが殆どです。次第にがんが進行してはじめて痛みが出てくる病気なので治療が遅くなってしまうことがしばしば報告されています。発症確率としては非常に低いのですが侮ることができないがんなのです。

主な原因

陰茎がんは陰茎に発症するごく稀ながんです。その発症原因はまだ確定されていませんが、割礼という乳幼児期に陰茎の亀頭部分を包む包皮を切除する地域においてその発生率が少ないことから、包茎などの男性性器の衛生状態が要因になるものと考えられています。このがんの特徴は痛みを伴わないものの、そこを構成する海綿体や尿道がおかされて潰瘍を生じたり、出血したりします。

主な検査と診断

陰茎がんの検査方法は、体表にできるため肉眼的に診断がつきます。尖圭コンジローマ、梅毒などと見極めがつかない場合は、局部麻酔をして病変部の一部を採取して顕微鏡検査をするか、病変部をこすってはがれた細胞を顕微鏡検査します。その他、鼠径部のリンパ節の触診にて転移の有無を確認します。更には、レントゲンやCT、MRIなどで他の臓器への転移の有無も確認する必要があります。

主な治療方法

陰茎がんの治療法は、外科的手術、放射線によるもの、薬剤を用いる化学療法のいずれかになります。外科的手術はがん病巣が陰茎と鼠径部のリンパ節までしか進行していない場合に陰茎を含む病巣を摘出します。陰茎を切除するケースもあるので相当の覚悟が求められます。残りの二つの方法は補助的なものとされていることから、罹患した患者には大変な葛藤をもたらすことになります。