大腿骨頸部骨折 ダイタイコツケイブコッセツ

初診に適した診療科目

大腿骨頸部骨折はどんな病気?

大腿骨頸部骨折と聞くと難しい名前ですが、太ももの骨折のことです。高齢者には骨粗鬆症になっている人が多く、転倒すると太い大腿骨でもすぐに折れてしまいます。そして、そのまま寝たきりになってしまう人も少なくありません。しかしこれは高齢者に限っての問題ではありません。普段からしっかりとカルシウムとビタミンDをとって、適度な運動をしましょう。骨を強くするだけでなく運動不足をなくし、転倒のリスクを減らせます。

主な症状

大腿骨頸部骨折は、高齢者の方にとくに起こりやすくなっているもので症状としては、大腿骨でもっとももろいとされている骨頭の下にある骨頸部が骨折してしまうというものです。この部分がおれてしまうとくっつきにくくなってしまい多くの場合が人口骨頭にかえる手術をおこなっていくものになっていきます。多くの場合骨粗鬆症が併発しています。

主な原因

大腿骨頸部骨折の原因は、そのほとんどが転倒により発生します。高齢者に多く、運動機能や知覚機能の低下によって転倒し骨折します。また、足の筋肉低下や足関節の稼動範囲が狭くなることにより、この箇所の骨折頻度が高くなります。また、めまいや脳障害、神経障害による転倒、あるいは服用薬が要因となって骨折を引き起こされる可能性もあります。

主な検査と診断

大腿骨頸部骨折の検査方法は、医師の簡単な検査によって明らかになることが多いですが、場合によっては骨折に気づきにくいケースもあるためにやや手間のかかる診断が行われることがあります。通常は、X線を用いた検査を股関節について行えば、骨折による大腿骨の頸部の異常を発見することができます。しかし、場合によってはMRI検査が必要になるということです。

主な治療方法

大腿骨頸部骨折の治療法には、手術療法と保存療法があり、比較的、高齢者が転倒した際におこる事が多いため、高齢者の年齢や持病、全身状態によっては、保存治療になる場合も少なくありません。逆に手術となる場合は、できるだけ早く手術をし、リハビリをすることが一番の早期回復につながります。骨折した事で、長期間、床につく時間が長くなると、高齢者は認知症や筋力低下を引き起こしやすくなるためです。