露出症 ロシュツショウ

初診に適した診療科目

露出症はどんな病気?

露出症とは、異常性欲や性的倒錯のひとつです。性器などを露出することで性的興奮を感じてしまい、この患者のことを“露出狂”ということがあります。具体的には、公共の場で性器を出し相手を困惑させたり全裸で公園を走りまわったりする場合があります。この治療法としては、露出によって逮捕されるなどの社会的不利益を理解させる“嫌悪条件付け”が効果的です。

主な症状

露出症の症状は、野外や公共等の社会的な場所で自分の性器を他人に見せて露出することがまず挙げられます。この多くの場合は、羞恥心や背徳感がなく、逆に性的な興奮や優越感を感じることが多くあります。このことから精神疾患を並行して患っている場合が多く、異常性愛や特異な性癖を持っている場合があります。また、道徳性に欠く患者が多いことも特徴です。

主な原因

露出症の原因となることは、幼いころにあるといわれています。子供が母の性器を見たときに自分にあるペニスを持っていないことに気付くところから始まります。そして、自分もペニスをなくしてしまうのではないかという不安に駆られ、自分のペニスを見たり、見せたりすることで不安を押しのける方法になったといわれています。しかし、正確な要因はまだ定かではないです。

主な検査と診断

露出症の検査方法はカウンセリングにより問題行動をコントロールできるかどうかが焦点になります。問題行動を起こすことで性的興奮を得ることは珍しくありませんが、問題行動をコントロール出来ないと病気と判断されます。コントロールできると自分で判断している患者でも実際にはコントロール出来ていないことが多く、多くの場合は病気と診断されます。

主な治療方法

露出症の治療法は、精神療法、周囲の対応などがあります。ただし確立された方法ではなく、場合によっては隔離させたほうが良いとされています。現実には、警察に逮捕された人は釈放後には露出しない傾向にはあります。嗜好なのか、病なのか曖昧な部分もありますが、メンタルへのケアで改善されることがあるのは確かです。人によって、対応は変えたほうが良いことも多いです。