五十肩

初診に適した診療科目

五十肩はどんな病気?

五十肩とは、何らかの原因によって片方または両方の肩が上がりにくくなる疾患です。同じような症状を示すものとして四十肩がありますが、これはそれにかかる人の年齢による違いを示すのであって、意味としてはほとんど同じだといえます。この病気は、肩の関節円盤が腱や靭帯などにひっかかることによって痛みが生じるものだと考えられています。

主な症状

五十肩は漢字の通り五十代前後の45から55歳に起こる症状で老化現象により関節痛になるものです。発症してしまうと肩を動かす動作をするのがつらくなり日常生活でも腕を動かす度に激しい痛みが肩に来ます。痛みは半年から1年ほどで自然に治るケースが多いです。風呂に入り筋肉を解したり血行をよくするなどして関節を和らげると痛みも減ります。

主な原因

五十肩の原因は現在ではまだはっきりとわかっていません。腕をあげた体勢で長時間いることや、無理な姿勢でいることによって起こるという説もあります。肩関節の周囲の炎症によって発生し、首の痛みと間違える人が多い疾患であります。肩関節の亜脱臼や肩の筋肉の張りから引き起こされるというふうにも言われています。肩こりを緩和させる方法なども治療法として使えます。

主な検査と診断

検査方法として次のようなものがあります。「どんな時、どのように痛むか」などの医師による問診と、患部を触ったり、圧迫したりの触診が行なわれます。五十肩と診断したら、肩関節の動きや腕の可動域を調べる運動機能検査を行ないます。レントゲンのエックス線検査は必ず行なわれます。これは他の病気の可能性も調べて識別判断に役立てるためでもあります。

主な治療方法

五十肩の治療法は肩を極力刺激しないようにして安静にすることです。血行障害で血液の流れが悪くなっていることで老廃物がたまって酸素不足になって疲れている場合はマッサージで血流を促進してやり、血液中に酸素が十分に行き渡るようにしてやります。マッサージをして肩の血流を良くしたら風呂に入り更に血流を良くし、温熱器で患部を温めます。