歯牙腫 シガシュ

初診に適した診療科目

歯牙腫はどんな病気?

歯牙腫とは、歯を作っている組織のエナメル質や象牙質、セメント質の一部または全部が増殖してしまい発症する混合性の歯原性腫瘍です。発祥するのは10代から20代に多いと言われています。この腫瘍の症状が進行することによって周辺の歯牙が圧迫されてしまいます。主な治療法は「摘出する」ことであり、手術も簡単にできるといわれています。

主な症状

歯牙腫は顎の骨に発生する良性腫瘍で、一般的には痛みを伴いませんので、自覚症状はありません。炎症を起こす場合もありますが、歯医者や口腔外科でレントゲン撮影を行った時に発見することがほとんどです。正式な発生頻度については不明ですが、これを発症する人はごくわずかです。そのまま放置しても問題はありませんが、外科手術によって摘出することは可能です。

主な原因

歯牙腫とは新たに歯を形成する芽とも言える歯胚という部位の形成異常によって生じる歯の形態異常であり、厳密に言う腫瘍ではありません。生えかわりの時期になっても永久歯が生えてこない場合この病気が疑われ、歯列の乱れなどを引き起こす要因とされています。この原因には慢性的な外傷といった外的な刺激が疑われていますが、現在でも正確には判明していません。

主な検査と診断

歯牙腫(しがしゅ)についてです。象牙質・エナメル質・セメント質などの歯を構成する組織の過剰増殖によってできた腫瘍です。これらは良性です。エックス線検査で見つかる場合もあり、多くの例があります。これらのために永久歯が生えてこない場合、生え替わりが遅すぎる場合などには検査を受けられると良いでしょう。検査方法はエックス線検査を用います。

主な治療方法

歯牙腫の治療法は、多くの場合口腔外科での外科手術を行う場合がほとんどです。悪性のものもあまり発生しなく、日常生活でも問題がない程度だと手術の必要はありませんが、痛みを伴う場合や腫れが大きくなるような場合は手術の必要があります。手術後は時間経過で完治する他、その間に痛み止めとして投薬を受けることもできます。しかし直接治療のための投薬療法はありません。