硬性下疳コウセイゲカン

硬性下疳はどんな病気?
硬性下疳とは、第一期梅毒に出来る感染部分の浅い潰傷のことです。感染後3週間ほどで現れる初期硬結の中心部が潰傷に陥ったものです。通常は1個のみの発症ですが、まれに2個以上発症することもあります。痛み、かゆみはありません。性行為によっては陰部以外にも、乳房や口唇にもできます。大きさは、米粒大からエンドウ豆大まで、様々です。

硬性下疳の症状
硬性下疳の症状は、性交の後の陰部における分泌物を含んだ初期硬結と呼ばれるしこりとして出現します。また、その後すぐに鼠径リンパ節が腫れますが痛みは伴いません。このリンパ節の腫れは放置しても自然に消えていきます。また、大小様々な赤い発疹であるバラ疹や歩行障害、痴呆、脱毛、ゴム腫がこの病気の進行とともに出現します。この病気は進行の度合いによって引き起こされるものが異なるのです。

硬性下疳の原因
硬性下疳は梅毒トレポネーマという細菌の感染が原因で発症します。梅毒トレポネーマは宿主の体外では生存できないため、梅毒感染者との性行為やキスなどの直接接触により感染します。皮膚や粘膜から侵入した梅毒トレポネーマが、感染部位に無痛のしこりをつくり、これが海洋化することで下疳を形成しますが、多くの場合10週間以内に自然に消失します。

硬性下疳の検査と診断
硬性下疳の主な検査方法としては、ウシ脂質の抗原を使う方法や、ガラス板法、定量法など様々な方法があります。又、近年では、梅毒の抗原を使用するものも用いられています。これらの検査の方法では、治療後に陰性にならないものがあり、感染直後は他の疾患でも陽性になるものがあり、特別な治療が必要ないケースもあります。その為、この疾患の検査を受ける際には、予めその特徴を把握しておく必要があります。

硬性下疳の治療方法
硬性下疳の治療法は、ペニシリンを使用するのが一般的です。発症してから、どれぐらいの期間を経て発見、対応するかによってペニシリンの使用期間、つまり治療期間は大きく異なります。当然早期発見した方が、治療期間は短くなります。早ければ治療期間は2週間程度、長いと1ヶ月以上はかかります。ちなみに、治癒力で回復するケースもあります。

硬性下疳の初診に適した診療科目

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