強直間代発作 キョウチョクカンダイホッサ

初診に適した診療科目

強直間代発作はどんな病気?

強直間代発作とは、もっとも典型的なてんかんの全般発作です。
症状として、意識障害や持続性の筋収縮により手足を突っ張るような発作(強直性けいれん)に引き続き、数十秒~1分後に間代性けいれんがみられます。
発作中には、舌をかんだり、失禁がみられたりすることがあります。
発作後は、大きな息を吐き、眠り込みます。脳波は両側同期性の棘徐派結合を示します。

主な症状

強直間代発作は、突然に意識消失を起こすとともに、全身性の強直けいれん、ついで間代けいれんの症状を起こす発作です。発作が起こると、顔面蒼白、瞳孔散大、呼吸停止、四肢・体幹が硬くなったり、唾液亢進、尿失禁、いびきなどが発作の影響で生じます。
発作時間は、20~30秒続き、覚醒後は、発作に関して全健忘を残すことが特徴な発作です。

主な原因

強直間代発作は特発性てんかんから起こる発作ですが、脳の特定の部位に過剰な興奮が起きているということは分かっていますが、その原因は現在のところ不明とされています。MRIやCTを用いて脳の検査を行っても異常は見つかっていません。
近年では世界中で熱心に研究されており、起こりやすさに遺伝的な要素が関連していると考えられています。詳細な発症理由が解明されることも近い将来と言われています。

主な検査と診断

強直間代発作とは、てんかん発作の一種です。突然意識が消失し、全身の強直性痙攣、その後に間代性痙攣に移行し発作後、異常興奮・または自然睡眠に移行したりする発作の名称です。
検査方法は本人や周囲の人から発作の症状や状況、頻度などを聞き取り、脳波検査を行います。
てんかんはその種類によって、それぞれ特徴的な脳波が存在します。

主な治療方法

抗てんかん剤を服用すれば、強直間代発作を治療することが出来ます。定期的にてんかん抑制剤を服用することで、症状の発症を予防することが出来ます。
痙攣が激しい時は、抗痙攣薬の投与を受けると痙攣と失神の症状を緩和することが可能です。
意識を失う症状が出た時は、強心剤を使った治療法で失った意識を取り戻す事が出来ます。
症状が軽い時は安静にしていると発作が治まります。