水疱症

初診に適した診療科目

水疱症はどんな病気?

水疱症省とは少し表皮への刺激で水疱やびらんが生じる病気です。このとき細菌やウイルス感染による水疱は基本別のものと考えます。この病気は厚労省の特定疾患に指定されています。この病気の原因は遺伝による先天性のものと、患者の免疫力によるものに分けられます。そしてこの病気は種類が多く、水疱性類天疱瘡や尋常性天疱瘡、腫瘍随伴性天疱瘡などに類別できる。

主な症状

水疱症は皮膚の疾患であり、大きく分けて遺伝性のものと自己免疫性の2種類があります。どちらの種類の症状も、皮膚に水ぶくれができたり、皮膚がただれたりします。ひどい場合には皮膚に水ぶくれやただれが大量に出てくることもあり、この場合は早急に皮膚専門医による治療が必要になります。昔はこの疾患によって命を落とす場合も多かったですが、医療の進歩によって、最近ではこの疾患で死亡するようなことはまずありません。

主な原因

水疱症とは水ぶくれやただれを引き起こす遺伝性の疾患です。原因としては遺伝子異常により、表皮の真皮側にある基底細胞が融けることで水疱ができたり、基底膜から表皮がはがれることで病気が引き起こされます。また、基底膜と真皮をつないでいる係留線維の7型コラーゲンの異常や、キンドリン-1というタンパクの異常によるもので水疱が生じます。

主な検査と診断

水疱症の検査方法は視診と血液検査、組織検査を行います。中でも組織検査は、診断の確定において不可欠なものになります。水疱の周辺の正常な皮膚を局所麻酔して小さく採取し、水疱がどこの部分にできているかを調べます。また蛍光抗体直接法という検査は皮膚に抗体ができているかを調べます。血液検査では血中に自己抗体があるかどうかを調べます。

主な治療方法

水疱症とは先天的にできるものと、自己免疫による疾患などで後天的にできるものがある水ぶくれのことです。この治療法としては先天的なものでは、難病指定にされており現在のところ確立された治療がないのが実情なのです。また後天的なものとしては自己免疫を改善させるために副腎ステロイドを投与することでかなり改善することが報告されているのです。