外耳道湿疹 ガイジドウシッシン

初診に適した診療科目

外耳道湿疹はどんな病気?

湿疹とは、湿潤を主徴とする皮膚炎群の総称です。外耳道の入り口には毛よう、耳垢腺、皮膚腺が豊富であるため、絶えず分泌物や耳垢が付着し、細菌が付着しやすい状態です。
耳をいじりすぎると皮膚の一部が剥がれ、炎症を起こします。これを、外耳道湿疹といいます。
原因は、外傷、感染(細菌性・真菌性)、接触性、脂漏性湿疹、アトピー性などが多いですが、原因不明の場合もあります。

主な症状

外耳道湿疹では、外耳道に湿潤した皮膚炎が見られます。この皮膚炎は、紅潮・丘疹・水泡・のう胞と段階をたどり乾燥するとかさぶたができて治ります。
症状としては、痛みやかゆみ、ひりひりした灼熱感が現れます。また人によっては耳だれが出たり耳が詰まった感じ、耳鳴りや聞こえにくさを訴えることもありますが、湿疹と炎症がおさまればこうした不快感も消えていくのが普通です。

主な原因

外耳道湿疹とは、耳をいじり過ぎ外的刺激を受けたことにより、皮膚の一部が剥がれると皮膚炎になります。
炎症の度合いにより、丘疹→しょう液性丘疹→水疱→膿疱と進みます。外耳道の入口は豊富なため、絶え間なく分泌物や耳垢が付着しており、細菌が付着しやすい状態にあることが原因です。
また、外傷や細菌による感染も関係しますので、清潔に保つことが必要です。

主な検査と診断

外耳道湿疹とは耳の穴に湿疹を生じる皮膚炎の総称です。怪我が元でなったり、いじりすぎであったり、真菌や細菌の感染、アトピー性、脂漏性などさまざまな原因で起こり、湿疹の進行度と状態により症状も様々です。
真菌に感染している場合や、丹毒という重篤な疾病の場合もあるため、検査方法としては湿疹部分の顕微鏡による組織検査で診断します。
医師の指示に従い、原因に即した軟膏を塗るなどして治療します。

主な治療方法

外耳道湿疹の治療法は、一般的にはステロイドが効果的です。また掻かないことが非常に重要で、発症した部位を触らないようにした方が、回復しやすいです。掻くことを止めないと、回復しないだけでなく、悪化する可能性もあります。
発症した部位にバイキンが入るといったケースもあるので、注意が必要です。