体質性黄疸タイシツセイオウダン

体質性黄疸はどんな病気?
血液中にはヘモグロビンという物質が含まれています。ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割をしているのですが、このヘモグロビンが分解される過程でビリルビンという物質が作られます。本来、ビリルビンは便と一緒に体外へ排泄されます。体内に異常に残った場合は皮膚にこの色が現れ黄色くなります。これを黄疸と言いますが、遺伝によってビリルビンを体外へ排出しにくい人に見られる黄疸を体質性黄疸と呼ぶのです。

体質性黄疸の症状
体質性黄疸に見られる症状としては、ヘモグロビンが分解される過程で発生されるビリルビンという物質により、皮膚が黄色く変色します。成人してから発生した場合、黄疸は軽度にとどまり日常生活に異常はきたしませんが、新生児期から発生する場合はビリルビンが脳細胞まで侵すことがあり、この場合には後遺症を残してしまうことがある他、幼児期のうちに死亡してしまうこともあります。

体質性黄疸の原因
血液中でヘモグロビンが分解されていく過程で、ビリルビンという色素物質が作られます。これが体内で異常に増えた際に皮膚の色がビリルビンの色となることで黄疸と呼ばれます。赤血球の破壊など理由がなく黄疸が出る場合は体質性黄疸が疑われ、その原因はビリルビンの取り込みや排出が他の人より行われにくいという遺伝的なものと言われています。

体質性黄疸の検査と診断
体質性黄疸の検査方法は主に問診と画像検査です。問診では家族に本病を患っている人の有無、配偶者の肝炎歴(特にb型肝炎)、既往歴(居住歴、過去の黄疸歴、手術歴、輸血歴、飲酒歴など)、黄疸に伴う他の症状(意識障害、貧血など)とその発症時期、尿便の色、皮膚の掻痒感、全身状態など細かく調べます。問診で分からなかった場合に画像検査が行われます。主に超音波検査が用いられ、これによって確実に診断されます。

体質性黄疸の治療方法
体質性黄疸とは、遺伝的体質により生まれながらにしてビリルビンが体内から排出されにくい為に生じる黄疸のことを言います。ほとんどの場合、黄疸の程度は軽度なことが多く、日常生活に支障がないので治療はしません。ただ、体調がすぐれない時に黄疸が濃く出る場合があるので、ストレスのかからない生活をしましょう。美容的なことで黄疸を軽くしたい時に、フェノバルビタールを服用する治療法をとることがあります。

体質性黄疸の初診に適した診療科目

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