心因性ED

初診に適した診療科目

心因性EDはどんな病気?

勃起障害の中で、機能的には全く問題がないにもかかわらず性交渉の時には勃起できない、もしくは射精まで勃起を継続できない状態の場合、心因性EDの可能性があります。原因には過度のストレスや過去の性交渉の際のなんらかのトラウマなどが考えられます。自己処理の場合には問題なく射精でき、性交渉のみうまくいかない場合が多いため、失敗が重なるほどますます悪くなる傾向があります。

主な症状

心因性EDとは、心的な要因によって性行為の際の勃起を維持することができない病気のことをいいます。症状としては性交の前は勃起するのですが、いざ挿入すると射精に至る前に勃起を維持することができなくなってしまうことがよくみられます。多くの場合、一度性交の際に起きてしまうと、また勃起が維持できないと思い込んでしまい慢性化してしまうのです。

主な原因

心因性EDの原因は心理的なストレスで引き起こされます。この心理的なストレスには二つの種類があります。まず一つ目が現実心因といって、パートナーのちょっとした一言に傷ついた事や疲れなど、自分自身で自覚しているストレスです。二つ目は深層心因といって、幼い頃の性的なトラウマ等の自分自身では自覚していない無意識下のストレスです。主にどちらかのストレスで引き起こされる病気です。

主な検査と診断

心因性EDの検査方法としては、まずは心因性であるかどうかなのか、それとも機能性によるものなのか判断することが重要になっています。そのために、心因性か機能性かあるいは両方かを調べるために、高血圧症や糖尿病など基礎疾患の有無や生理的勃起機能検査や動脈硬化度測定などを行い、診断します。

主な治療方法

心因性EDの治療法は、一般的にはストレスを取り除くことです。非常にデリケートな問題なので、心療内科や精神科で心の病を治すことが優先されます。メンタル面における改善が有効となります。ただし、勃起治療薬でEDが改善されると共に、メンタル面もよくなるケースがあります。