自閉はどんな病気?
自閉とは生まれつきによって脳の機能がうまく働かないことにより、3歳以前の時期に症状が発症する発達障害の一種です。同年代のお子さんと遊ぶことができないことや視線を合わせないといった社会性に関する発達、言葉の発生や意味の理解といったコミュニケーションの発達、極端なこだわりを持つなどの活動や興味の偏りといった発達障害を呈し、医師によって診断が下されます。
主な症状
自閉の症状は、対人での交流の困難や言語発達の遅れなどのものです。他にも、興味の対象が極端に狭かったり、反復行動を起こすなどの病状が見られます。自己中心的な思考になり、被害妄想などの病状もあります。他者とのコミュニケーション能力が低下し、社会活動に困難を伴います。人により病状はさまざまで、高い記憶能力などを示すこともあります。
主な原因
自閉性障害になる原因はなんなのかというのは実は、医学的にもまだ何もわかっていないというのが現実です。一般的に考えられている仮説には、脳に何らかの障害があり、そのせいで症状が出るといわれていますが、その障害はなぜおきたのかはわからないのです。遺伝的な脳の欠陥、脳の疾患、出産時の脳損傷がもととなりおきていると言われていますが検査をしても異常がないのです。
主な検査と診断
自閉症の検査方法は、医療機関の作成したインターネット上のホームページでのチェックシートでの自己診断が可能ですが、専門医による問診などが最適です。専門医は、言語や社会性の発達に遅れがあるかどうかを判断し、更には、出生からの病気履歴、血液検査、CT・MRIなどによる頭部画像検査、心理発達検査などを行い、他の身体的病気がないか総合的に判断します。
主な治療方法
自閉症とは、生まれつきのもので知能障害を伴っていることが多い精神疾患です。そのため治療法として確立されているものはなく、対処療法としてドーパミンを投与するなどして大脳新皮質を刺激することでう腰は改善するという報告はありますが、根本治療として確立されているものはないのです。遺伝子レベルの障害である可能性が強く治療をできないのが実情です。