睾丸炎 コウガンエン

初診に適した診療科目

睾丸炎はどんな病気?

睾丸炎とは、男性特有の病気の一つです。大きく分けて急性と慢性の二つに分けることができます。
急性の場合は、睾丸が赤く腫れてしまい、激しい痛みを伴うようになります。慢性の場合は、急性に比べて激しい痛みなどは少なく、睾丸の腫れも徐々に腫れていくようになります。
発症する可能性は比較的低いものの、酷い場合は化膿してしまうこともあります。

主な症状

睾丸炎は細菌やウイルス、真菌、寄生虫などを原因として、原因となる細菌などが当該細菌などに感染した箇所から血流にのって睾丸へと運ばれて炎症を生じる疾患です。
その症状は、急性の場合には睾丸の腫れとともに激しい痛みを伴います。一方慢性の場合は徐々に睾丸が腫れてくるものの痛みはほとんど伴いません。
おたふくかぜと併発することがあり、男性不妊症の原因となることがあります。

主な原因

睾丸炎は多くの場合ウイルス感染によって起こります。中でもおたふく風邪を起こすムンプスウイルスによるものが多いです。
性行為によってクラミジアや淋菌などに感染してしまうこともあるとされています。こうした細菌が尿道から体内に侵入して、睾丸に入り込んでこの病気を引き起こしてしまうのです。
尿道から精管に入った細菌がこうした炎症を起こすのですが、一方で高齢者のような抵抗力の低いひとになってくると、性行為をしなくとも他の病気を引き起こした細菌が侵入して発症させることがあります。

主な検査と診断

睾丸に細菌性の感染炎症が発生する睾丸炎はそのほとんどが急性で、症状が比較的はっきり出るので検査はし易い部類に入ります。検査方法は問診・診察により症状の確認を行います。
陰のうの腫れや高度な発熱などを基に診断されます。ムンプスウイルスや他の感染症を特定するために、ときに血液検査と尿検査を行います。

主な治療方法

睾丸炎とは、睾丸に細菌が進入することで、睾丸が異常にはれ上がってしまう症状のことをいいます。
この症状の治療法としては、炎症を起した細菌を特定しそれに適した抗生物質を投与することで多くの場合に完治することができます。
また、精子を作る能力を守るためにアイスパックなどで精巣を冷やしたりします。