結膜結石 ケツマクケッセキ

初診に適した診療科目

結膜結石はどんな病気?

結膜結石とはまぶたの裏にカルシウムや脂質などの分泌物が固まって、白や黄色っぽい石が出来てしまう病気です。
はじめのうちは特に症状もなく痛みもありませんが、だんだん石が表面の方へ移動してくると、ゴロゴロとした異物感や痛みを感じるようになります。
結石は
自然と取れて症状がなくなることもありますが、様子を見ても治らない場合は手術で結石の除去を行うことが多いです。

主な症状

結膜結石の症状は、まぶたの裏側に小さく白いかたい石ができることによるものです。奥にある場合は、特に影響があるということは無いですが、表面に出てきた場合には、角膜がこすられることになり、ゴロゴロといった異物感が出てしまいます。
また、角膜の上皮に傷がついてしまった場合には、痛みのあまり目を開けることができなくなり、充血してしまうこともあります。

主な原因

結膜結石の主な原因と言われているのは、目の炎症です。慢性的な結膜炎の方に多くみられ、その原因はドライアイやアレルギー、感染症、コンタクトレンズの使用など多岐にわたるため、特定することが難しいです。
関節リウマチ・全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患などが要因となる場合や、結石ができやすい体質だと考えられることもあります。

主な検査と診断

結膜結石は眼科での視診によって、診断されます。特別な検査はありません。
まだ症状が出ていない段階では、医師に診てもらっても「様子を見ましょう」と言われることがほとんどでしょう。定期的に異変がないかチェックすることになります。
しかし、ゴロゴロした違和感や痛みが出てきた場合は、治療が必要です。

主な治療方法

結膜結石は目薬による対症療法が主体となります。この治療の根本的な目的は慢性結膜炎を治すことにありますが、原因を特定することが難しいため、抗菌薬や抗炎症薬を用いた長期点眼治療が必要になります。
結石が角膜を傷づけている場合は、手術で石を取り除いて改善をはかります。手術は短時間で終わり、入院などは必要ありません。