下行結腸

初診に適した診療科目

下行結腸はどんな病気?

下行結腸は、肛門に最も近い結腸部分で、便秘などを長期間繰り返していると大腸がんになりやすい部位として知られています。また穿孔しやすいため大腸菌が体内に侵入して細菌感染する危険性がある部位なので肛門姦などをする際には結腸部分を傷つけないように十分に留意する必要があるのです。そのぐらいデリケートな部位なので大切にしましょう。

主な症状

大腸は、いくつかの部位に分別することができ、下行結腸は大腸の部位の一つです。この部分にガンができることがあり、ガンができた時の症状は、便をし終わった時に残便感が残ったり、便通の異常がみられたりします。また、便に鮮血が混じっていたり、黒色の血液が混ざった血便が出ることもあります。この血便の頻度が一番高く、これは、ガンが進行して腫瘍になり、腫瘍が出血することによって血便になります。

主な原因

大腸の左側から下に伸びる部分を下行結腸と指し、病気そのものを指す言葉ではないです。しかし大腸と言うのは多くの菌が集まる場所でもあり、大切な機能を有する部分ですので、様々な原因から数多くの病気を引き起こす可能性があります。人体において大腸は吸収と排泄を行うための大切な部分なので、日頃からケアが必要となってきますので、十分気をつける必要があります。

主な検査と診断

大腸の検査として一番一般的なのが、短い内視鏡を使った検査で、これは手軽にできるのですが、これでは下行結腸まで検査できません。そのため大腸全体を見るための検査方法として、長い内視鏡を使ったり、X線を使って大腸を撮影する方法があります。しかしこれらの方法は、検査のために下剤を飲んで大腸をきれいにするという準備が必要で、また、これらを受ける人は食事制限や特定の薬の服用などをしなければなりません。

主な治療方法

下行結腸がんの治療法は、初期の段階は病巣を手術で取り除く方法がメインです。しかし、ある程度進行すると治癒目的よりも延命や生活の質の改善を目指す化学療法となります。この場合は副作用を考えながら、よく話し合って治療方針を決めます。また、遺伝子の修復や免疫細胞の活性化、変異物質の抑制などを目的とした漢方医学療法も学術的に認められています。