インフルエンザ肺炎 インフルエンザハイエン

初診に適した診療科目

インフルエンザ肺炎はどんな病気?

インフルエンザは主に突然の高熱や悪寒、倦怠感、関節痛などから始まります。その後のどの痛みや咳、鼻水などのかぜの症状があらわれるため肺炎を併発することがあり、これをインフルエンザ肺炎といいます。
併発自体まれではないのですが、肺炎は重症化しやすく、インフルエンザ発症からわずか48時間以内に死亡するケースも多いです。こうした状況を避けるには前もって予防接種を打ち、重症化させないことが大事です。

主な症状

インフルエンザ肺炎の症状の中で最も多いのが、38度以上の発熱です。通常、2~3日でおさまる熱が一週間以上続くこともあります。また、息をするときに息苦しく感じたり、胸の痛みを感じることもあります。
たんを伴う激しい咳もあわせて起こる事があります。たんの色が緑色や黄色を帯びているようであれば、なるべく早く病院の診断を受けましょう。

主な原因

インフルエンザ肺炎は、インフルエンザウイルスが、肺に入り込んでしまったために発症する肺炎です。
インフルエンザなどのウイルス性の感染症は、のどや鼻のリンパの抗体が闘って、体内へウイルスが入らないようになっているのですが、体力が低下して免疫力が落ちてしまったことが原因で肺にまでインフルエンザウイルスが入り込んでしまい、このような炎症になるのです。

主な検査と診断

インフルエンザ肺炎の検査方法は、胸部レントゲンと血液検査が一般的です。
ほとんどの場合、レントゲンで異常な影が見つかります。しかし、これだけで判断が出来ない場合もあります。その時は、痰を調べる検査や、CT検査、血中の酸素濃度を調べます。
時には尿検査もおこないます。肺炎には様々な種類があるため、特殊な血液検査を行うことがあります。

主な治療方法

インフルエンザ肺炎の治療はアマンタジンや、タミフル、リレンザといった抗インフルエンザ薬を使用します。
発症から48時間以内に投与を開始すると効果が期待できます。
高齢者はインフルエンザに罹ると重症化しやすいため、ワクチンで予防することが重要です。