妄想性パーソナリティ障害 モウソウセイパーソナリティショウガイ

初診に適した診療科目

妄想性パーソナリティ障害はどんな病気?

妄想性パーソナリティ障害とは日常生活の中における対人関係の中で、相手に対し過度に相手を疑ったり不信感を頻繁に感じる状態です。詳しい原因自体は不明ですが、20代までの発症や、男性に多く症状がみられます。症状は個人差が大きですが、相手に必要以上に不信感などを抱いてしまうため仕事や家庭の中でもトラブルの原因になりやすいです。

主な症状

妄想性パーソナリティ障害は、異常なまでに相手に対し敵対心や軽蔑心を抱くことがある精神障害のことです。症状としては、相手から拒否されたり、否定されるような言動があった際に、異常なまでの敵対心を相手に見せてくることです。特にこの病気にかかっているといわれているのが独裁政治などを引く独裁者です。彼らの多くがこの精神疾患にかかっているはずです。

主な原因

妄想性パーソナリティ障害の原因は、心の発育過程に何らかの問題があった場合に起こる事が多いです。子供の頃に虐待などによる精神的や肉体的なストレスを受けた場合、正常な心の発育を阻害してしまいます。そうした問題から、精神的病状が表れることになります。また、遺伝子的な要因やあるいは生物としての要因が関わってくるとも考えられています。

主な検査と診断

妄想性パーソナリティ障害の検査方法として最も一般的なのが、米国精神医学学会の裁定した基準や世界保健機関が定めた基準に照らし合わせることです。これらの検査は、簡易版はインターネット上で行えますが、より正確な検査を行いたい場合は、専門の精神科医の問診をもって検査とします。この病気の検査の眼目は、医師との意思疎通によっ症状を判断することです。

主な治療方法

妄想性パーソナリティ障害は心因性のため、治療にあたって薬物療法は基本的に対症療法でしかありません。あくまでも主たる治療法は心理方面からの対策です。とはいえ、対話を受け付けないほどの重症であれば、まずは薬物療法によって極度のうつ状態などから脱却した上で、カウンセリングなどの手法で猜疑心を自覚して抑えるのが自然な治療の流れになります。