b型肝炎ウイルス

b型肝炎ウイルスはどんな病気?

B型肝炎はb型肝炎ウイルスが血液や体液を通して感染して起きる肝臓の病気のことです。感染した時期、感染したときの状態によって、一時期の感染で終わるものとほぼ生涯感染が継続するものとに別れます。思春期以降に感染すると、一時期の感染で終わることが多いです。思春期感染の原因のほとんどは、感染者との性的な接触だと考えられています。

主な症状

b型肝炎ウイルスによる症状は、ウイルスに感染してから一ヶ月から三ヶ月の潜伏期間において現れます。初期の段階では体がだるかったり、食欲減退、発熱、嘔吐などです。その後になって、体に黄疸が現れてきます。茶褐色の尿や白っぽい便が出ることもあります。基本的には完治しますが、特殊な場合やウイルスの種類によっては、慢性化する可能性があります。

主な原因

b型肝炎ウイルスにかかってしまう原因を検討すると、それは、日本に元々存在していたウイルスと、海外からやってきたウイルスのどちらかに感染して、その結果どちらかのb型肝炎に罹患してしまうということになります。しかし、どちらにも言えるのは、基本的に、血液や体液からの感染、すなわち、注射針等の使い回しによるものと、性行為による感染が起因するということです。

主な検査と診断

b型肝炎ウイルスの検査方法は、まずは血液検査によって肝炎にかかっていないかを調べます。それと平行して触診にて肝臓が脂肪肝になっていないかや、特殊な機器で肝臓の状態を肌の上からレントゲンのようにして見る検査も行います。ある時期に幼い頃予防接種を受けていた人は、注射器の使い回しにより肝炎ウィルスにかかる危険がありますから注意が必要です。

主な治療方法

b型肝炎ウイルスにかかってしまったときの治療法は、それが急性のものなのか、それとも慢性のものなのかで異なってきます。急性の場合の治療の方法が比較的安全でさほど大規模な治療がない、といって良いでしょう。急性の場合、安静にしていることがそれになります。慢性の場合、ウイルスに対応するための薬が用いられます。急性のものが慢性に変わってしまうことを防ぐときにも同様の方法が用いられる場合があります。