汎血球減少症

初診に適した診療科目

汎血球減少症はどんな病気?

汎血球減少症というのは血液の中の赤血球、白血球、血小板という組織のすべての数値が減少していく病気です。血液をつくる骨髄の異常でこの症状がでている場合、再生不良性貧血といわれ白血病の診断をされます。そのほかの病気としては骨髄浸潤性疾患や、ビタミンb12と葉酸の欠乏によるもの、全身性エリテマトーデスなどがあります。徐々に貧血が進むため気付かれにくく発見がおくれがちです。

主な症状

汎血球減少症は骨髄の機能が低下してしまったことや、末梢というところにおける血球破壊などが原因です。どのような症状かというと、白血球、赤血球、血小板のすべてが減少している場合のことを言います。つまり、赤血球減少を発症しているだけでなく、白血球減少も発症しています。さらには、血小板も減少しています。とても危険な状態にあります。

主な原因

汎血球減少症の原因とは、血液をつくるための骨髄の働きが悪くなってしまっていることが挙げられています。全員に血液を送り込み、そしてそれらをきちんと補充するための機能である造血機能が機能低下を起こすことによって、赤血球、白血球、血小板などの血液に必要となっている成分すべてが現象するという状況に陥ることが、最大の理由いとなっています。

主な検査と診断

汎血球減少症の検査方法には、血液検査と骨髄穿刺を行うのが、一般的です。その検査の数値によって、他の血液の疾患と判別し、確定診断をします。骨髄穿刺とは、胸骨あるいは腸骨から、骨に穴を開け、注射針を刺して骨髄を採取します。採取時には局所麻酔を使用しますが、痛みの伴う検査であり、検査は止血する時間までいれて、30分程度で終了します。

主な治療方法

汎血球減少症の治療法としては、この症状が出る原因となっている病気を治療することになりますが、支持療法としては、患者さんの自覚症状に応じて、血中のヘモグロビンの量を一定に保つために、白血球除去赤血球を輸血することによって行われます。造血機能を回復させるための治療方法としては、免疫抑制療法、蛋白同化ステロイド療法、造血幹細胞移植などがあります。