多尿

初診に適した診療科目

多尿はどんな病気?

多尿は、一日の尿の量が大体3Lを超えることを言います。水を多くとればとるほど、尿の量は増えます。ただ、水分を多くとっただけだと病気とは言えませんが、糖尿病で増えた場合は病気であり危険です。加齢とともに尿が増えますが、異常に増えた場合は加齢が原因ではないです。他に原因があることが考えられます。原因は様々ですので注意しましょう。

主な症状

1日の尿量が3リットル以上の場合を言います。症状としては、水分をとることによるものと、年齢によるものがあります。正常な肝臓の場合、水をたくさんとることによって多くの尿が出ます。これにより多尿になります。また、年齢により尿濃縮力(尿を濃くする働き)が低下します。そのために、尿量が増加します。これが3リットル以上の尿量でなければ、大丈夫です。

主な原因

多尿の大きな原因が水分の過剰摂取であるという事は誰もが認めるところですが、その要因はいくつかに分けられます。その中でも一番ポピュラーで問題が無いものは単純に運動や発熱により体内の水分が失われる事に起因するものです。その一方糖尿病が要因となる場合もあります。つまり糖尿病では喉が異常に渇くケースがあり多くの水分を欲し、また腎臓自体の尿濃縮力も衰えている為尿が多くなるのです。

主な検査と診断

多尿の検査方法です。頻尿との鑑別が明らかでない場合、24時間の尿量測定検査によって、鑑別します。排尿量が、一日5リットル以上の場合は中枢性尿崩症、リチウム中毒なども考えられます。UTIや糖尿を検出するために、尿検査も必要となってきます。尿崩症の診断は自由水の摂取を制限し、尿量と浸透圧、血清中ナトリウムと浸透圧を測定します。

主な治療方法

多尿とは文字通り尿が多くなる状態のことです。これは基礎疾患により尿量が異なり、それによって治療法が変わってきます。腎性尿崩症を原因とする場合、先天性であるならば適切な方法がないとされています。適度な水分補給をしていれば生活に悪影響は及ぼさないためです。現在では薬品の利用による方法がとられております。後天性の場合、格別な方法はありませんが、元となる原因を除去する必要ならばあります。