多胎妊娠

初診に適した診療科目

多胎妊娠はどんな病気?

多胎妊娠とは、一度の妊娠で複数の胎児を妊娠していることで、なぜそのような事が起こるのかというと、元々母体の卵子が複数個排卵されている場合や、一つの受精卵が分裂をして多胎となる場合もあります。一つの受精卵が分裂をした場合を一卵性と呼び、複数個の卵子で受精した場合を二卵性と呼びます。一卵性では顔がそっくりで、二卵性では顔の作りが違うことが多いです。

主な症状

多胎妊娠とは、2人以上の胎児を同時に妊娠することです。一般的には双子であることが多く、一卵性双生児は1000人の妊婦に対し4組の割合で誕生し、二卵性双生児では、不妊治療の効果などにより一卵性よりも誕生数が多いのが特徴です。以前は不妊治療により、3~5人の多胎の症状が見られたことがあり、海外では7~9人の多胎の例もあります。

主な原因

医療の技術は年々進歩していきます。産婦人科の分野でも同じことが言えるので、不妊に悩む方々を救うことが少しずつ出来るようになってきました。体外で受精した卵を子宮の中へ戻すという方法では着床の可能性が絶対ではないことから、幾つかを戻します。これが多胎妊娠の原因のひとつです。もちろん本人たちには知らせてあることなので妊娠したことを喜びます。

主な検査と診断

多胎妊娠の検査方法は、超音波断層法やx線撮影によって行われます。主に、胎嚢や羊膜の数、隔壁の形や厚さによって膜性診断といわれる検査が行われます。妊娠初期の方が検査は行いやすいです。多胎の場合は早産や低体重児の確立が単体児より多く、つわりもひどい傾向があるので、定期健診はもちろん体調が悪い場合には、血液検査やストレスチェックが必要となります。

主な治療方法

多胎妊娠の治療法として最も重要なことは、早産と妊娠高血圧症候群の予防です。早産は単胎妊娠と比べて約9倍の危険性があります。なのでこれらの症状を早期に発見していくために妊娠初期より頻繁にチェックし、必要に応じて処置が行われます。徴候が出た場合には入院安静とし、早期分娩や反復羊水除去、血管焼灼術等の処置がとられることが多いです。