シスト

初診に適した診療科目

シストはどんな病気?

シストとは、下等な生物で、体表に固い膜を作り一時的に休止状態になったもののことを言います。被嚢、包嚢、嚢子などともよばれます。単細胞のものもあれば、多細胞のものもあります。また、環境の悪化に対してできることもあれば、生物の成長に伴い作られるものもあります。この例として、線虫の雌が卵をもって死亡すると、自身の体表が固くなり、死骸自体が卵を包む膜となります。

主な症状

シストとは、病原菌のことです。そしてこの病原菌に感染する病気として代表的な物がトキソプラズマ症です。この病気の症状としては、体に異常の無い成人であればほとんど害はありません。あったとしても風邪を引いたような状態になるだけです。しかし、免疫力の弱い幼児や、エイズ患者などの場合には脳炎や神経系の疾患を引き起こしたり、その他にも体に悪影響を及ぼし死に至るケースもあります。

主な原因

シストとは、動物、植物、菌類のいずれが厚い膜を被って一時的に休眠状態になることが原因で発症するものをいいます。環境の悪化に対して、一時的に形成されるものや生活環の上で必ず形成されるものもあります。ミズカビのように菌糸の先端に遊走子のうを形成し、そこから泳ぎ出た遊走子が何かに触れて発症するものもあれば、線虫は、雌が卵を持って死亡し、自身の体表が硬くなって卵を包む膜となり、発症するものもあります。

主な検査と診断

シストは「寄生虫:センチュウ」の一種ですので、検査方法もわかりやすくいえば、検便によってこの寄生虫を採取して、検査します。方法としましては、直接塗布法(ヨード法)によって反応を見ます。消化状態を検査して血便があるかどうかを便中にヘモグロビンが混ざっているのかを検査します。虫卵検査、培養検査によって、この病気を特定・判別していきます。

主な治療方法

シストの治療法は、まずは病原体と特定し、それに応じた方法がとられることになります。ウイルス性の場合には、ウイルスを根治することが重要ですから、ちゃんとウイルスを体内から根絶することでこれを改善することができます。そして細菌性の場合には、抗生物質を投与しながら、患部の治癒を待つのです。そして患部の状態に応じて切除などの方法をとることになります。