狭心症発作

初診に適した診療科目

狭心症発作はどんな病気?

狭心症は発作的に、胸の痛みや圧迫感などの症状をおこす病気です。冠動脈が細くなって、心筋への血流不足がおこることで発症します。激しい運動をしたときや、緊張、興奮したとき、食後やアルコール摂取後などにおきやすく、しばらく安静にすると落ち着くのも狭心症発作の特徴です。安静にしても落ち着かないときは、ニトログリセリンという薬を服用することで落ち着かせます。

主な症状

狭心症発作の主な症状には、胸に締め付けられるような痛みを感じることが挙げられます。これは狭心痛と呼ばれるもので、主に前胸部が苦しくなります。このような状態が悪化すると、発作の頻度が多くなったり、心筋梗塞を引き起こすキッカケにもなります。安定狭心症と不安定狭心症の発作事態はほぼ同じですが、不安定狭心症は頻度が多くて薬が効きにくいので危険性が増します。

主な原因

狭心症発作の原因は、心臓に酸素や栄養を運んでいる冠動脈が狭くなってしまい血液などの栄養が十分に流れなくなってしまう事により胸が圧迫されるような発作がおこる病気になっています。一時的に血流がとまってしまい痛みなどの発作がでていきます。コレステロールやドロドロな血液がおこしていくものになっていきます。動脈硬化もその一つです。

主な検査と診断

狭心症発作は何の前触れも無く突然発生する為、何度か疑いのある発作を経験する事があれば検査を必要とします。検査方法として一番ポピュラーなものは携帯型の心電図を装着し、一定期間心臓にわずかな負荷を掛け心電図を取り続ける事です。安静時は全く心電図に変化が出ないのでしばらく装着し続ける必要があります。他にはシンチグラフィを用いて心筋を流れる血流を検査したり、カルーテル造影検査にて冠状動脈の検査をします。

主な治療方法

狭心症発作の治療法は、薬物療法、カテーテルインターベンション、冠動脈バイパス手術の3つに大方分けられており、年齢や、合併症の有無、症状により受ける治療は変わってきます。薬物療法はβ遮断薬、硝酸薬、カルシウム拮抗薬などを使用します。カテーテルインターベンションでの治療は患者の負担も少なく術後数日で退院出来ることからバイパス手術よりも広く施されています。