陥没呼吸 カンボツコキュウ

初診に適した診療科目

陥没呼吸はどんな病気?

陥没呼吸のメカニズムは喘息などの呼吸不全時に起こり、上気道や気管支が閉塞した場合に起こります。
閉塞した時に、呼吸に使う筋や横隔膜、肋間筋以外を多く使う呼吸を努力性呼吸といいます。
この努力性呼吸のために下気道に圧が生じ、息を吸うときに胸骨の上や鎖骨の上が陥没します。
さらに発作が悪化した場合、肋骨が陥没することもあります。このような症状を陥没呼吸といい主に乳児や小児にみられます。

主な症状

ぜんそくなど、肺胞をふくらんだ状態に保つことが難しい患者によくみられる症状のひとつに陥没呼吸があります。これは、息を吸い込むときに肋骨の間や胸骨のあたりがへこんだように見えることです。
次第に進行し、チアノーゼなどもみられます。原因としては、上気道の閉塞や、閉塞はしていないものの胸郭が柔らかいという身体特徴をもつ人に起こります。

主な原因

陥没呼吸とは息を吸い込む時に胸の一部が陥没する状態のことです。原因は発作が大きくなり悪化し始めると息を吸うと鎖骨が陥没するようになります。
さらに悪化すると肋骨と肋骨の間が陥没するようになります。新生児がなりやすく成長して骨が強くなったり体が大きくなると治ることがあります。
もし、治らなかった場合は喘息などを発症するようになります。

主な検査と診断

陥没呼吸は、息を吸い込む時に胸部の一部に陥没が見られる疾患ですが、その検査方法は、前述した陥没をはじめ、特有の症状の出現を視診によって判断します。
チアノーゼ、呼吸数、呼吸のリズム、胸部の動きなどを観察します。咳や痰の状態も診断の材料になります。
また、聴診器を用いて、肺の呼吸音の検査も行います。各種呼吸機能検査も行い、総合的に判断します。

主な治療方法

陥没呼吸の治療法は、アレルギー反応によって作られた体へ害がある科学伝達物質であるロイコトリエンを抑えるために薬を利用します。
そして強いからだを作ることが出来るように、早寝早起きや外での運動をするように心がけます。
発作がでないようにハウスダストを防ぐため室内を綺麗にするようにして、タバコの副流煙、動物アレルギーに注意をしましょう。