嵌頓 カントン

初診に適した診療科目

嵌頓はどんな病気?

嵌頓(かんとん)とは、男性器の包皮が通常時は問題なくむけるものの、勃起時にむこうとすると皮の先端部分が亀頭を締め付けてしまい、長時間放置しておくと腫れて化膿する事を指します。矯正器具を使って自力で治そうとしても難しい事が多いので、形成外科において正常な男性器にするための手術を行います。現在は、社会保険が適用されますので自己負担は少額で済みます。

主な症状

嵌頓とは、腸管などの内蔵器官が腹壁の隙間から飛び出し元に戻らなくなってしまうことです。主な症状としては、飛び出した内蔵器官が出口で締め付けられ、血液の循環が悪化することが挙げられます。これにより、最悪の場合内蔵器官が壊死してしまい、命にかかわる事態に陥ることがあります。したがって、早急に内蔵器官を元に戻す、還納という処置を施す必要があります。

主な原因

一般的に嵌頓の原因と呼ばれるのは年を取っていくことによって、体中の筋肉や体内の腹膜と呼ばれる器官が衰えてくることによって自分の内臓の重さに耐えることができなくなって鼠径部分へと出てきます。一般的に、咳やくしゃみといった大きく腹膜などに力がかかる行為をすることが一番大きいのですが、妊娠している方やトイレで力強く気張った人などの腹圧の大きい方もこの病気になりやすいです。

主な検査と診断

嵌頓の検査方法は、まずは視診によって行われます。実際に見てみることによって、その部分が正常であるのか、それとも異常であるのかを診断するのです。そして異常であった場合でも、それがこれから更に悪化していくのか、あるいはこれから快方に向かうのか、無害なのか、それらを診断することになります。基本的には視診と触診だけで検査を行うことができるのです。

主な治療方法

嵌頓というものは、ヘルニアという疾患に付随して発生するものであり、これが発生した場合の治療法というものをこれから簡単に説明していきます。この疾患は、自然に治癒することはないため、手術をすることが唯一の治療の方法となります。しかし、この疾患によって命が危険にさらされる可能性は低いため、軽度のものであれば手術をする必要がない場合もあります。