出べそ デベソ

初診に適した診療科目

出べそはどんな病気?

出べそとはおへそがお腹より突き出ている状態のことで一般に生まれたときのへその緒の処理の状態やその後の体型の変化に伴って形作られていくものです。
赤ちゃんの場合は特に症状などはなく、1歳頃までに自然に治ることが多いですが、大人になってからは自然に治ることはなく、手術以外に治す方法はありません。

主な症状

出べそは臍ヘルニアとも言われ、おへそが膨らんでいる状態のことです。
新生児では、泣くと出てくる場合があり、押すとお腹の中に戻ります。この症状は、自然に治るものなので、特に治療はいらず、しばらく見守ります。3ヵ月くらいで通常のようになります。
1歳頃まで続くようであれば、小児科を受診し、手術を行います。

主な原因

出べその主な原因は、臍ヘルニアです。これは腸が臍の内側で押し出ている状態です。そして、産まれて臍帯を切った後、通常であれば残った臍は皮膚や筋肉にくっつき凹んだ状態になりますが、くっつかずに切り口が開いたままになると、へそが出てしまいます。そこからヘルニアになることもあります。
また、妊娠時は皆、一時的にお臍が押し出されますが、出産後も戻らないという事もあります。

主な検査と診断

出べそは通常特別な検査を行うことなく、その特徴的な症状を視診で観察することによって診断されます。

主な治療方法

手術以外の治療法として、赤ちゃんの場合にはスポンジ圧迫法があります。医療用のスポンジをおへそのサイズに合わせて切り、テープで、圧迫固定をする方法です。
出べそを治す自然治癒力を高める治療のため、一般的に生まれてから6ヶ月ぐらいまでにすることをすすめています。効果はひとそれぞれ個人差がありますが、1週間ぐらいたったぐらいから効果が見られます。